LIVING WITH ART
RAKISH MANは、
自宅にアートピースを飾っている
March 2020
今買える、注目の絵画美術史に名を残す巨匠の名作でありながら、インテリアとしても高い価値を発揮する絵画をご紹介。お問い合わせはお早めに。
ウィレム・デ・クーニング / WILLEM DE KOONING(1904-1997)
“The Man and The Big Blonde”
¥2,000,000(税込価格)アメリカで活動したオランダ出身の画家、デ・クーニング。人物表現に関心を寄せ、50年代に描いた「女」シリーズで脚光を浴びる。その激しい筆致と色彩で描かれた抽象表現は、ジャクソン・ポロックと並んで「アクション・ペインティング」の代表として名高い。2015年のオークションでは、《インターチェンジ》という作品で当時の過去最高額だったゴーギャンの作品と並ぶ、約3億ドル(約334億円)で落札されたことで話題となった。この14色のリトグラフは限定150枚のうちの1枚。 64.5×76.7cm 1982年制作
ジャスパー・ジョーンズ / JASPER JOHNS(1930-)
“4つの顔のある標的”
¥6,000,000(税込価格)ロバート・ラウシェンバーグとともにアメリカのポップアートを牽引し、国旗や標的のモチーフで有名なジャスパー・ジョーンズ。1955年に制作された《4つの顔のある標的》(画布・エンコースティック(蜜蝋)・コラージュ・石版型)は、1958年に『アート・ニュース』誌の表紙になり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも買い上げられた作品。同タイトルのこちらは、1979年にインタリオ(凹版技法)で制作されたもの。上部の4つの石膏は消え、代わりに「face」という文字が4つ並ぶ。限定88枚のうちの1枚。 76×56.5cm 1979年制作
パウル・クレー / PAUL KLEE(1879-1940)
“つなわたり”
¥6,000,000(税込価格)1931年までバウハウスで教鞭を執っていたクレー。第二次世界大戦勃発後にスイスに亡命した彼は、「まるで自身が綱渡り師であった」と語った。この作品は、水平、垂直、斜めの線の構造でバランスを表現している。ちなみに2017年に死去したロックフェラー家の第3代当主デヴィッド・ロックフェラーと夫人が保有していたコレクションが、昨年オークションにかけられたが、その中にこの作品のエディション違いも出品され、やはり高値がつけられた。カラーリトグラフ 和紙80部、手漉き紙220部 44×27.9cm 1923年制作
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本記事は2019年11月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 31