郷愁の泡、フランチャコルタ。

Franciacorta Winery 01BELLAVISTAベラヴィスタ

セラーにて、斜めに寝かされているボトルたち。澱を瓶口に集めるため、定期的に回転される。

オペラの幕間を彩る　先述したモレッティ氏が所有するフランチャコルタを代表するワイナリー。ホテル、ラルベラータとは隣接している。同氏はもともと建築業などで成功し、1970年代末からワイナリービジネスに乗り出した。

　2015年から3年間、フランチャコルタ協会の会長も務めた。ベラヴィスタは200haを超す広大なブドウ畑を持ち、550万本のストックを誇っている。

　しかし生産量とは裏腹に、手摘みによる収穫、4時間をかけたプレスなど、すべての工程に手間ひまをかけているところが特徴だ。

　そのクオリティはオペラの最高峰、ミラノのスカラ座のオフィシャル・サプライヤーとして認定されるほど。着飾った男女が幕間に楽しむのは、ベラヴィスタのフランチャコルタなのだ。

ベラヴィスタのワインたち。中央がスカラ座のオープニングを飾るワイン“ブリュット・テアトロ・アッラ・スカラ”。

第一次発酵に使用する樽たち。

エントランスにはスイスのアーティストによるブランコ形のアートが。