DISCOVER YOUR LOOK
この秋は“紳士の新法則”で服を楽しむ
イセタンメンズで見つける
この秋、どうしても“買い”の1着
October 2020
Wool Corduroy今までのクラシック界にはなかった感じで、80~90年代のモードの世界で見られたようなテイストの生地だが、VBCが手がけると、クラシックの中に上手く当てはめて、その中でとても新鮮な印象を生んでくれる。スーツを今までとは違った感じで着たくなる、そんな生地である。
SHIGEAKI NAOIシゲアキ ナオイ
美しいトーンのベージュと
優しい素材感は日常に最適
上品なベージュの柔らかな色合いによる太畝のコーデュロイは、なかなか個性豊かだが、スーツの装いをよりリラックスして楽しむなら、今秋冬はこのくらいパンチがあってもいい。タイドアップはもちろん、ニットとの相性もとてもよく、リラックスした日常のスーツスタイルを楽しめるのがいい。このリラックス感は、人々がより求めるようになった今の気分を象徴するような生地だ。パッドを省いた柔らかな肩回り、ゴージラインの角度に変化をつけたワイドラペル、カッタウェイ気味のフロントカットまで、直井茂明氏の若々しく軽やかな仕立てとも見事にマッチ。国内縫製のメイド トゥ メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥210,000(オーダー価格) Shigeaki Naoi/Isetan Shinjuku(伊勢丹新宿店TEL.03-3352-1111(大代表)) ニットポロ property of stylist
RUBINACCIルビナッチ
太畝のウールコーデュロイに
美しい色のニットが映える
マリアーノ・ルビナッチ氏の生地の趣味は飛びぬけてよいが、店にストックしている生地すべてが自身で着る生地かというとそうではなく、氏の趣味はさらに狭いところにある。オーセンティックと趣味のよいスポーティエレガンスを好み、トゥーマッチな生地はノーだ。VBCのネイビーのウールコーデュロイは、マリアーノ氏にとってもアリなテイストで、写真のようにタートルネックニットを合わせて着る姿が目に浮かぶ。凜と美しく着たいならこの感じでいいし、マリアーノ氏流にリラックス感を出したい場合はもう少しゆったりした感じで合わせてもいい。国内縫製のメイド トゥ メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥240,000(オーダー価格) Rubinacci/Isetan Shinjuku(伊勢丹新宿店TEL.03-3352-1111(大代表)) タートルネックニットproperty of stylist
本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 36