A HOPEFUL TRANSMISSION
コールドプレイ、ガイ・ベリーマン独占取材
私がクルマに情熱を傾ける訳
September 2020
最も印象的なロードトリップ 彼のコレクションは、フィアット・アバルトからポルシェ911 Sショートホイールベース、そして2年以内にル・マン・クラシックへの参戦を画策している希少なアルピーヌA220(1968-69年、実際にル・マンへ参戦)まで、さまざまなスタイルと精神をミックスしている。
「私にとっては究極の伝説的なクラシックカーであるフェラーリ250 SWBや、象徴的なマクラーレンF1のように、私が欲しい車はたくさんある」と彼は言う。
ベリーマンは、暇さえあれば、ロードトリップをし、ヨーロッパの美しい風景と美味しい料理を楽しんでいる。 「フランスからイタリアまで、アルプスを運転するのが大好きだ。ドロミテでのドライビングは最高だよ」と彼は話す。
「最も印象的なロードトリップのひとつは私の親友、a-haのマグネ・フルホルメンと、ミラノからザガート・ポルシェ・スパイダーを取りに行ったときのことだ。悪天候の中、シャモニーとアルプ・マリティームを経由してニースへ向かったんだが、濃い霧と激しい雨で途中から何も見えなくなった。クルマから水を汲み出すために、バケツをふたつ借りなければならなかったんだ。まったくなんて経験だろう」
彼にとってクルマをコレクションするだけでは不十分だったようだ。彼の情熱を表現するために、彼とクルマのスペシャリストであるふたりの友人たちと協力して、スタイリッシュな『The Road Rat』を創刊した。ずっと本棚に置いておける、コレクション可能な雑誌だ。