Tuesday, November 8th, 2016

LEGENDARY SCOTCH WHISKIES
幻のウイスキーを訪ねる旅

ラグジュアリーでクールなスピリッツとして、今、世界中でウイスキー熱がヒートアップしている。
特に注目が集まっているのは、風土や造り手のこだわりで大きな個性が生まれるシングルモルトだろう。
幻と呼ばれるシングルモルトとその原点を探して、スコットランドの蒸留所を訪ねた。
text yuka hasegawa photography kumi saito
Issue07_P181_01

バー・カウンターの棚にずらりとディスプレイされたボトルコレクション。バーマネージャーを務めるのは、スペイサイド生まれ、28歳のリンジーさん。スコッチに関する幅広い知識で、ゲストたちに的確なアドバイスを与えている。

SPEYSIDE RARE WHISKIES BARS
レア・ウイスキーに出会えるバー
 
クライゲラヒ村にひっとり佇む、世界的に有名なウイスキー・バーのふたつめはこちら。

SPEYSIDE RARE WHISKIES BAR
The Quaich Bar
ザ・クエイヒ・バー

 創業1893年の歴史のあるホテル「クライゲラヒ・ホテル」内にある、世界的に有名なウイスキー・バーが「クエイヒ」だ。「クエイヒ」とは、17世紀頃からスコットランドで使われていた2つの取っ手がついた特別な酒盃のこと(写真右下)。バーは、ホテルがオープンした翌年1894に開店、以来、スコットランド屈指のウイスキー・バーとしてその名を英国内外に轟かしてきた。現在はスコッチを約750本ストック、特にレアものやオールドボトルを含むシングルモルトの品揃えで愛好家を魅了している。
「スコッチの聖地、スペイサイドの中心地にあるので、マッカラン、グレンリベット、グレンフィディックなどスペイサイドのシングルモルトが充実している」と語るのは、マネージャーを務めるリンジーさん。昨今のウイスキー・ブームについては、「スコットランドにおいても今人々は“クラフト”なものを好む傾向にある。“クラフト・ジン”、“クラフト・ビール”など、私を含む20 〜30代の若い層が、こだわりをもって造られるお酒を飲むようになった。ウイスキーはまさにクラフトの賜物、若いカップルなどもよく店に来てくれます」
 ちなみにスコットランドでは、ウイスキー一杯のことを“ショット”とは言わず、“ドラム dram”という。本場スコットランドで、お気に入りのドラムを探してみたい。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 07
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