NAKAMURA’S NOTEBOOK
中村達也の2021年春夏トレンド"買いたい新書"

Vol.2 Border お洒落か否かのボーダーラインは
文字通りボーダーにかかっている

March 2021

 

それともボートネック派?

 

 クルーネックより首元が開いたボートネックも、ボーダーのバリエーションとして揃えておくと着こなしの幅がより広がる。フレンチバスクシャツを思わせる軽快さが魅力だが、こちらも素材や配色によってさまざまな印象を醸し出せる。

 

 往年のフレンチアイビーブーム期にはポロシャツやシャツの上にレイヤードする着こなしもあったが、今ならさらりとシンプルにコーディネイトするのがおすすめ。リラックス感が魅力のアイテムなので、ピタピタのタイトフィットよりも程よくゆとりのあるシルエットを選ぶと洒脱な雰囲気を醸し出せるだろう。

 

 

 

 

‘70年代の色みを復刻させたアイテムも

ルミノアが手がけたシックな配色のバスクシャツは、1970年代に同社が使用していた「マロン フォンセ」というブラウンを復刻し、ブラックと掛け合わせたもの。懐かしくも新しいたたずまいの一着だ。

ブルゾン ¥130,000 Emmeti、シャツ ¥12,000 Le minor、トラウザーズ ¥28,000 GTA、シューズ ¥76,000 Baudoin & Lange

 

 

 

カーディガン&ジーンズで築くフレンチスタイル

ネイビーのカーディガンに紺白ボーダーのバスクシャツ、色落ちしたジーンズという合わせは、フレンチトラッドの王道的コーディネイト。リラックスしつつも上品さが漂い、春夏の好印象を築くのに最適だ。

カーディガン ¥33,000 John Smedley、ニット ¥32,000 John Smedley、トラウザーズ ¥33,000 Atelier Tuffery、シューズ ¥34,000+tax Il Mocassino

 

 

 

シャツ ¥19,000 Letroyes

 

ニット ¥32,000 John Smedley シャツ ¥17,000 Letroyes

 

 

 

photography osami watanabe(Sammy Studio0
styling akihiro shikata
hair shotaro (Sense of Humour)
text hiromitsu kosone
creative direction shinji mochida

 

<本連載シリーズ>

Vol.1 Suit, Shirt & Tie

Vol.2 Border

Vol.3 Casual Outer

Vol.4 Trousers

Vol.5 Jacket

Vol.6 Color & Textile

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