A FAMIGLIA STORY

ファミリーだから作れるシャツ

August 2020

 

シャツは第2の皮膚

 コルドネ 1956のシャツ作りは、マテリアルの精査から始まる。コルドネでの生地の選択では、靴の世界のベルルッティやコルテが革の選択をする際に行う、真摯なアプローチを思い起こさせる。そのため、シャツ地は、トーマス・メイソン、デビッド&ジョン・アンダーソン、アルモ、グランディ&ルビネッリなどといった一流のメーカーから供給されることになる

 

「私たちの選択基準は非常に厳しく、単一のコンセプトに基づいています。それは品質です」とルイージは言う。

 

「生地はテストされ、縫製などの製作プロセスを経て、再びテストされます。洗濯をした後、どのようになるのかをチェックするのです。シャツはお客様にとって第2の皮膚のように感じられる必要があります。最高級の生地と技術がなければ、その目標を達成することはできません」

 

 

 コルドネがイタリアの伝統を最大限に表現するという目的を達成するために、もうひとつの重要なことは、ローマの東約80マイル、アブルッツォ州の小さな町アイエリの工房で、職人の小さなチームがシャツを“ハンドメイド”することだ。

 

「ハンドメイドの衣服には独特の味があります」と彼は言う。

 

「毎日、職人たちがアームホールやボタンホールを縫製しているのを目にします。私たちは、これらの技術を伝えるために、職人を育てるための学校を作るべきだと心から思います。私たちのコレクションは、製品の種類だけでなくディテールも膨大です。私たちはそれがライバルに対する当社の強みだと思っています。顧客は、プリーツの付いた肩やその縫い目、手仕上げのボタンホールなどに気づいてくれるでしょう。彼らは、日常使用するためのより良い製品に、とても注意を払っています」

 

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