Friday, February 19th, 2021

VITALE BARBERIS CANONICO

ヴィターレ・バルベリス・カノニコが提案する、今仕立てたい名作服地

photography jun udagawa
styling akihiro shikata

VBCが提案する名作服地 02
経緯双糸のスーパー150’sで
新柄を揃えた“リヴェンジ”

2020年秋冬に引き続き大注目の“リヴェンジ”は、ラグジュアリーでありながら実用性も備えた真のスーパー150’sファブリック。

 2020年の秋冬に初めて大々的にフォーカスされた、ブランドの隠れた世界的なベストセラーが、スーパー150’sの厳選されたオーストラリアン・スーパーファインメリノウールを使用している“リヴェンジ”だ。

 イタリアの服地は緯糸が単糸使いになっているものが一般的だが、リヴェンジは英国生地同様に緯糸も双糸使いにしてしっかり織られている。シーズンを問わずに着用できる270g/mのウェイトで、原毛の品質の高さがもたらすナチュラルで品のよい光沢と、程よいハリと耐久性を備えているのが魅力の服地だ。

艶やかな軽やかさを備えた
スーパー150’s“リヴェンジ”は
カジュアルな装いにも最適!

 秋冬の同コレクションは無地やオーセンティックなストライプでの展開だったが、今回はマイクロ千鳥格子やグレンチェックなどをラインナップ。極細の原毛の品質の高さも手伝って、マイクロ柄がとてもクリアに出ているのも、この生地の特筆すべき点だろう。ちなみに“リヴェンジ”と命名された理由は、より品質の高いスーパー150’sを製造することで、世にあるスーパー150’sの生地に対して真の価値を問いかけたかったからだという。

 スーパー150’s原毛の生地は一般的には繊細でラグジュアリーとされているが、リヴェンジはそれなりの耐久性を備え、実用性も申し分なし。ビジネスシーンでの着用は非常にエレガントかつ正統な感じでドレスアップできるし、スーパー150’sならではの軽やかさを生かし、ポロシャツなどでスポーティに合わせても着こなせる。ぜひ選択肢に入れてほしい。

CIFONELLI
世界に誇るパリの紳士の粋が宿る

ロレンツォ・チフォネリ氏がふだん着用しているモデルをもとに開発された、ワイドなラペルのカーブを描いたカッティングが特徴の6Bダブルブレステッド。構築的な仕立てでパリの名門にふさわしい格調の高さを備えながら、2パッチポケットという遊び心も備えているところがいい。グレンチェックの生地はすごくクラシックなようで、ビッグパターンを採用しているので、実はとてもモダンに映る。柄が非常にクリアに出ているところも、スーパー150’sならではだ。国内縫製のメイド・トゥ・メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥225,000(オーダー価格) Cifonelli/ⒶⒷ シャツ¥36,000 Borriello/Ⓐ タイ、チーフ property of The Rake

WILLIAM SKINNER
正統で洗練されたサヴィル・ロウスタイル

1865年に創業したディージ&スキナーは、エリザベス女王の護衛兵や王立騎馬砲兵隊をはじめとするさまざまな連隊の服を仕立てている由緒正しいサヴィル・ロウ テーラーだ。そこの5代目ウィリアム・スキナー氏の名を冠したこちらは、やや長めのトリムラインで、ビルドアップした構築的な肩回りが特徴。ナローラペルが若々しさを感じさせ、クラシックでありながら、とても洗練された仕上がりだ。ネイビー×黒の大柄グレンチェックの生地で、実に品よくまとまっている。国内縫製のメイド・トゥ・メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥190,000(オーダー価格) William Skinner/ⒶⒷ シャツ、タイ、チーフ property of The Rake

TAILOR & CUTTER
大胆で華やかな色気を備える

テーラー&カッターの有田一成氏は1991年に渡英し、サヴィル・ロウのギーブス&ホークスで修業。帰国後の2004年にテーラー&カッターを青山にオープンした。カッタウェイの裾やフレアした袖口など、自身の感性をサヴィル・ロウのスタイルに大胆にミックスした服は、どこまでも洒落のめす楽しさを味わえる。こちらはさらに1Bの拝みボタンとなっており、フォーマルの要素を汲んでいる。ネイビー×黒のマイクロ千鳥格子はスーパー150’sの上品な光沢も手伝って、パーティーシーンでも重宝しそうだ。国内縫製のメイド・トゥ・メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥190,000(オーダー価格) Tailor & Cutter/ⒶⒷ シャツ、タイ、チーフ property of The Rake

RICHARD ANDERSON
サヴィル・ロウにさらりとニットポロ

サヴィル・ロウの名門ハンツマンのヘッドカッターを務めたのち、2001年にサヴィル・ロウ13番地に自身のテーラーを構えたリチャード・アンダーソン氏は、今やすっかりサヴィル・ロウの顔だ。その氏が好んで着ているのは、構築的でクリーンにコンケーブした肩のライン、裾に向かってフレアし、スラッと縦に長く見えるシルエットが特徴の1Bピークトラペルスーツだ。サヴィル・ロウのスーツをニットポロでサラリとカジュアルに着る感じが、達観している感があってとてもいい。国内縫製のメイド・トゥ・メジャーで、納期は約5週間。スーツ¥190,000(オーダー価格) Richard Anderson/ⒶⒷ ポロシャツproperty of The Rake

What’s SUPER150’s “REVENGE RANGE” ?
原毛の品質の高さから
生まれる品のよい光沢

スーパー150’sに相当する16.2マイクロンのオーストラリアン・スーパーファインメリノウールの原毛を用い、経糸と緯糸ともに104番手の双糸で織り上げた、年間を通して着用できる270g/mの服地。緯糸も双糸で織り上げているため、上質なしなやかさの中に耐久性も備え、単にラグジュアリーなだけではない実用性のある生地に仕上がっている。今季はマイクロ千鳥格子やグレンチェックなどの柄をラインナップしているが、極細の原毛が細かな柄を隅々までクリアに出しており、とてもエレガントな印象を生み出している。仕立て上がりの柔らかなドレープも秀逸だ

お問い合わせ先
Ⓐ伊勢丹新宿店 TEL.03-3352-1111(大代表) 
Ⓑ日本橋三越本店 TEL.03-3241-3311(大代表)

本記事は2021年1月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 38

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