The RAKISH EYE Vol .02
GLOSS GINZA
日本のモノづくりの魂を宿すショップ
February 2020
高品質なアイウェアを生み出していることで知られ、世界中から指名買いされている。
今回は鯖江イズムが色濃く息づくアイウェアを販売する、グロス銀座店をご紹介する。
店舗は1階と地下1階の2フロア。1階はサングラスやレディスアイテムが並ぶ。螺旋階段を降りると、「ジャポニスム」の全ラインナップが揃う地下へ。1階から降り注ぐ柔らかな光の中でじっくりとメガネ選びができる。店内に置かれたソファは福井の木工メーカーとソファメーカーが共同製作したもの。
福井県の鯖江は、高品質なメガネを生み出す産地として世界中の人に知られる場所となった。1984年からその地に本社を構え、メガネ作りを行っているのがボストンクラブ。そしてそのフラッグシップショップが、グロス銀座店だ。
「福井県は長い歴史と風土に育まれた地場産業が盛んで、和紙や漆器、繊維などの高い技術があります。メガネ生産は農閑期の副業として成長し、今では世界に誇る産地となりました」と語るのは代表取締役の小松原一身氏。地元愛に溢れ、実直にメガネ作りに力を注ぐその姿勢は、ブランドや店舗にもよく表れている。
「ここグロス銀座店は、福井県出身のインテリアデザイナーがショップデザインを手がけ、福井が世界に誇る製品をふんだんに取り入れながら、モダンな世界観を表現しています。銀座という土地柄、ご家族でいらっしゃる方も多く、親子で一緒にメガネを選ばれています。また、長くご愛用いただけるようにメンテナンスにも力を入れており、年1回メンテナンスフェアも行っています。モノの本質を追求し、そこに充足感を得られる方に向けたメガネ作りを心がけています」
鯖江という産地をバックボーンに、さらなる革新的なメガネ作りにもトライしているのも特徴だ。
「弊社を代表するブランド『ジャポニスム』は、クオリティを第一にしたメガネ作りが信条です。“機能が自然な形状に内包されたフレーム”であることをベースに、金無垢やカーボンなど素材にもとことんこだわり、鯖江の技術力をすべて注ぎ込んだ他に類を見ないメガネを発信することを目指しています」
日本のモノづくりの底力を感じられ、長く愛用できるメガネをお探しなら、グロス銀座店まで足を運んでほしい。
小松原 一身 / Kazumi Komatsubaraボストンクラブ代表取締役
福井県鯖江市出身。1984年にボストンクラブを創業し、1996年にオリジナルブランド「ジャポニスム」を立ち上げる。1998年に「ベセペセ」、さらに社名を冠した「ボストンクラブ」を展開。常に新しい試みに取り組み、注目を集める。
19世紀末の西洋でのムーブメントをブランドネームの由来とする、ハウスブランドの「ジャポニスム」。シンプルでありながら存在感のあるフレームは、非常にエレガントな佇まいでドレススタイルにも完璧にマッチする。
独特の面構成でゴールドの質感が効果的に表現されている。パッドやネジまで金にこだわりデザインされた希少なモデル。「JG-18 Col.01 K18YG 」 ¥880,000 Japonism / Gloss Ginza
定番のリムレスフレームを金無垢素材で表現。細さと軽さ、さらに快適なかけ心地を実現したプレミアムモデル。「JG-19-Ⅱ Col.01 K18YG 」 ¥880,000 Japonism / Gloss Ginza
カーボンと西陣織を統合した西陣織カーボンを使用し、ネジを使わずにしなやかなバネ性を持つ。かけ心地のよさが魅力だ。「JP-C01 Col.03 Akane 」 ¥185,000 Japonism / Gloss Ginza
GLOSS GINZA
グロス銀座店
東京都中央区銀座2-5-18 銀座白石ビル1F・B1F
TEL.03-5579-9890 www.gloss-eyes.com
本記事は2019年7月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 29
Contents
Thursday, July 25th, 2019
Thursday, July 25th, 2019