Monday, January 6th, 2020

THE FLAIR UP THERE

20世紀のライトスタッフ

text josh sims

月面着陸50周年の記念撮影でのチャールズ・デューク(アポロ16号)、バズ・オルドリン(アポロ11号)、ウォルター・カニンガム(アポロ7号)、アル・ウォードン(アポロ15号)、ラッセル・シュウェイカート(アポロ9号)、ハリソン・シュミット(アポロ17号)、マイケル・コリンズ(アポロ11号)、およびフレッド・ヘイズ(アポロ13号)。

 極限状態での動作を想定した宇宙時計には、桁違いの頑丈さと最高の技術水準を満たす作りが必要とされた。宇宙用の時計は、24時間ダイヤルや、特大の手袋を着けて行う活動に適した航空時計のような外側のボタンに加えて、摂氏マイナス18度から93度という極端な温度にも耐えられる風防や、特殊ゴム製の密閉用パーツなどで構成されていた。

 また、磁場に対応したアンチ・マグネチック性能とともに、とてつもない振動とGの力に耐えられる強化パーツも必要だった。1962年、NASAは匿名で購入された10のブランドのクロノグラフをテストし、そのうち6つを除外して、残りの4ブランドのそれぞれに、2つのモデルを提出するよう依頼した。

 オメガは1965年にスピードマスター プロフェッショナルでNASAとの契約を勝ち取った(実はそのモデルは、1957年に発売した時計の新バージョンであった)。

 その理由のひとつは、オメガが当時の競合他社とは違い、太陽光が大気圏を通らず直接降り注いでいるときも、最大限の視認性を提供するだけでなく、破損しても粉々にならないアクリルガラスを開発できたからだった。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 31
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