時計大特集:百花繚乱!いま超高級時計が元気!
ROLEX <ロレックス>
October 2021
複雑機構を超えた圧巻のオーラ 今回の特集を見ればわかるように、基本的に時計業界では、複雑な機構を搭載しているほど、開発費や加工や仕上げの困難さ、そして熟練職人の人件費などが反映され、結果として高価になる。しかし高価であることが、必ずしもラグジュアリーとはいえない。ひょっとすると日常生活の中に、ちょっとした非日常性を加えることのほうが、むしろラグジュアリーであるといえないだろうか?
ロレックスはいわずと知れた実用腕時計の雄であり、防水性や視認性、あるいは精度や耐磁性など、あらゆる面で日常的に使う時計としての最高性能を追求してきた。ということは、そういった性能をベースとしつつ、プレシャスメタルや宝石で華やかさを高めたモデルは、まさに日常的に非日常を楽しめる贅沢なモデルといえるだろう。
例えば「オイスター パーペチュアル」は、ベゼルやダイヤルなどにダイヤモンドをセッティングすれば、その華やかさは圧倒的であるし、「オイスター パーペチュアルデイデイト」は、フルスペル表記型の曜日表示が特徴で、ゴールドまたはプラチナ製という最高峰コレクションだが、ここにダイヤモンドを組み合わせればさらに特別な存在感を放つ。
どちらも実用的な機能は申し分なし。これを日常使いするのが贅沢なのだ。
オイスター パーペチュアル パールマスター 39自社の鋳造工場で製造される独自素材エバーローズゴールドを使用し、そのケースからベゼル、ブレスレットに至るまで、びっしりとダイヤモンドをセッティングした“パールマスター”。場所によってダイヤモンドのサイズを変えることで、メリハリを生んでいる。搭載するムーブメント「キャリバー3235」は、ブルー パラクロム製のヘアスプリングを使用することで耐磁性を高めており、日差-2〜+2秒という高精度を誇る。自動巻き、18Kエバーローズゴールドケース、39mm。¥21,978,000 Rolex(日本ロレックス Tel.03-3216-5671)
オイスター パーペチュアル デイデイト 401956年に世界初の曜日のフルスペル表示式デイデイトモデルとして誕生した「オイスター パーペチュアル デイデイト」は、ゴールドまたはプラチナのみを使用するラグジュアリーなモデルであり、精度や視認性の高さでも評価されている。半円状のコマが連続して美しく輝く「プレジデントブレスレット」と、ベゼルにセッティングされたダイヤモンドがさらにこのモデルを特別なものにする。搭載ムーブメントは「キャリバー3255」で、パワーリザーブは約70時間。自動巻き、18KWGケース、40mm。¥6,260,100 Rolex(日本ロレックス Tel.03-3216-5671)
本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 41