時計大特集:百花繚乱!いま超高級時計が元気!
GRAND SEIKO <グランドセイコー>
October 2021
ヘリテージコレクション SLGH007オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー・スケルトン新デザインシリーズ「Series 9」からの新作は、セイコー創業140周年記念モデル。創業者・服部金太郎の信条だった「常に時代の一歩先を行く」「急ぐな休むな」という精神を体現するべく、年輪を重ねて成長する大樹をイメージした有機的なダイヤルパターンを採用している。世界限定140本。自動巻き、Ptケース、40mm。¥6,600,000(7月発売予定)Grand Seiko(セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-302-617)
日本の匠の技が生む
次世代キャリバー 日本の時計産業の礎を築いたセイコーが、スイス高級時計に対抗するべく1960年に発表したのが初代「グランドセイコー」だ。誕生60周年となった昨年は、グランドセイコー専用のメカニカルハイビートムーブメント「キャリバー9SA5」を発表し話題となった。
この次世代の新キャリバーは、デュアルインパルス脱進機(高効率な脱進機)やツインバレル(ふたつの動力ぜんまい)を採用することで、毎時36,000振動のハイビートでありながら最大80時間のパワーリザーブを確保。なおかつ独自の水平輪列構造により薄型化も実現している。同じく昨年、機械式時計の専門工房として設立された「グランドセイコースタジオ 雫石」にて経験豊富な匠の技から生み出されており、今年の新作にも搭載される。中でも独創的なダイヤルの限定モデルに注目したい。
グランドセイコーは、世界でも数少ない真のマニュファクチュールといえる。繊細な部品までもが日本製だ。
本記事は2021年7月26日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 41