Thursday, August 27th, 2015

Jet-set Gigolos

世界を股にかけた、ジゴロ伝説

by james medd

笑顔を浮かべるポルフィリオ・ルビロサと美人女優ザ・ザ・ガボール。1954年頃、西海岸へ向かう途中にマイアミを通過したときの1枚。

20世紀最大のジゴロ 例えば、ポルフィリオ・ルビロサがその1人だ。自分が持っているものを最大限に活用した男といえば“ルビ”しかいない。

 ドミニカ共和国の外交官だった彼は、世界一の大富豪の女性2人と結婚し、当時の美人映画女優のほぼ全員と恋仲になり、さらには、容赦ない独裁者を手玉に取ったことさえある。

 1950年代のキューバの曲に、こんな歌詞が出てくる。

「Que Es Lo Tuyo, Rub irosa?(ルビロサ、君は何を持っているんだ?)」

 答えは、必要なものすべてだ。5カ国語を操る語学力。エレガントな身のこなし。そして、身長175cmほどでありながら、肉体的に立派なものを持っていたことは有名な話だ。

 良家に生まれた彼は、父親がフランスのドミニカ共和国大使館で首席公使を務めていた関係で、幼少期をフランスで過ごした。帰国すると軍に入隊し、その後大統領護衛官となり、ドミニカの独裁者ラファエル・トルヒーヨの娘と結婚して、大統領一家の一員となる。

 結婚生活は6年で終わりを迎えたが、天性の機転のおかげで、彼は外交官の職を追われずに済んだ。トルヒーヨは言う。「彼は仕事ができる。女性たちにも好かれている。嘘が非常に上手いからだ」

 政界の次は、映画界で浮名を流した。当時フランスのトップスターだったダニエル・ダリューと結婚した。しかし、たばこ会社R・J・レイノルズの1億米ドルもの資産を相続したドリス・デュークと出会い、前妻とはさっさと離婚し、今度はドリスと再婚した。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 04
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