Wednesday, December 9th, 2020

GRAFF “Icon”

世界の富豪が求める究極の魔法

text kioko kobayashi

センターのイエローダイヤモンドはラディアントカットが施され、その鮮烈な輝きと心踊る美しさに圧倒される。センターを囲むパヴェダイヤモンドも色の揃ったイエローダイヤモンドであり、エレガントで華やかな台座のデザインが輝きを増幅させる。「ザ グラフ アイコン」18KYG センターのイエローダイヤモンド2.15ct ¥20,545,455 Graff(グラフダイヤモンズジャパン TEL.03-6267-0811)

 グラフの創業者で現会長のローレンス・グラフは、わずか15歳でロンドンのジュエリー界に足を踏み入れ、ダイヤモンドを見極める天賦の才とビジネスセンスを武器に18才で独立。ダイヤモンドビジネスのニューモデルを確立した。グラフがそれまでのジュエラーと大きく異なるのは、世界中の優良な鉱山との独自のネットワークを持ち、原石の入手からジュエリー制作までのすべてを自社で管理していることにある。やがてグラフは、他に類のないダイヤモンドカンパニーとして世界から注目される。

 グラフはこれまで、100ctを超える大粒のダイヤモンド等、歴史に名を残すダイヤモンドの数々を世に送り出してきた。ボツワナのカロウェ鉱山で発見された、当時としては史上2番目の大きさの原石(1,109ct)の価値を知っていたローレンス・グラフは、2017年に交渉に成功し、「ザ レセディ ラロナ」(ボツワナ語で「私たちの光」)を獲得。しかしながら、喜ぶのは2019年まで待たなければならなかった。

 大粒の原石のカッティングには常に高いリスクが伴うため、300ct以上のダイヤモンドを取り出すのは極めて難しいとされたが、一流の職人たちの高度な技術と最先端のテクノロジーによる慎重かつ大胆なレーザーカットにより、1年半後に302.37ctの「ザ グラフ レセディ ラ ロナ」を誕生させた。米国宝石学会(GIA)は最大かつ最上位のカラーとクラリティを有すると認定し、この世界最大のスクエアエメラルドカット ダイヤモンドは歴史上の有名なダイヤモンドたちの仲間入りを果たした。

 もうひとつ、グラフを語る上で忘れてはならないのが、究極のイエローダイヤモンドの数々。中でも2010年に発表された「ザ ドゥレア サンライズ」(118.08ct)は、世界最大のエメラルドカット ファンシービビッドイエロー ダイヤモンド。輝きの強さと情熱的な色彩が鮮烈だ。グラフが扱うイエローダイヤモンドは色合いが美しいものばかりで、そのシェアは世界最大規模を誇る。先進的で最高品質のグラフのダイヤモンドジュエリーは、世界の富裕層に厚い信頼を得て発展し続け、ひと目見た瞬間からその違いと、圧倒的な美しさを知らしめてくれる。

優美な煌めきを放つ3ctアップのオーバルカットダイヤモンド。爪留めが気にならないほど輝きに満ちたデザインは豪華でありながら洗練された美しさを引き出す。「ザ グラフ アイコン」18KWGセンターのダイヤモンド3.08ct ¥16,000,000 Graff(グラフダイヤモンズジャパン TEL.03-6267-0811)

本記事は2020年11月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 37

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