GRAFF “Men’s Diamond Watches”

ダイヤモンドウォッチのススメ

October 2022

 

立体ムーンフェイズ表示と2軸トゥールビヨンを搭載。12時位置にはエメラルド、そしてダイヤル、ベゼル、ラグ、バックルに至るまでダイヤモンドを贅沢にセット。ケースバックから見るマザーオブパールで表現したパターンも息を呑む美しさだ。「ザ ジャイログラフ トゥールビヨン ウォッチ」手巻き、18KWG×ダイヤモンドケース、48mm。¥134,800,000 Graff(グラフダイヤモンズジャパン Tel.03-6267-0811)

 

 

 

 ジュエリーウォッチが世界的に売れている。アクセサリー要素の強い女性向けに限った話ではない。複雑機構を搭載した高級時計と同様、ジュエリーウォッチもまた希少性の高さから資産価値を見いだされ、投資対象として積極的に購入されている。“ 男がダイヤモンド?”と敬遠することなかれ。そもそもダイヤモンドは力の象徴として男性のために存在した。その語源は「征服されざるもの、何よりも強い」を意味するギリシャ語“アダマス”にあるように、頂点を極めた者のための宝石なのだ。

 

 ではダイヤモンドウォッチ選びで重要となるポイントは何か。第一にダイヤモンドのクオリティ。さらに簡単に手に入らない希少性。そして忘れてはならないのは、時計としての完成度である。

 

 THE RAKEの推しは、英国発のダイヤモンドジュエラー、グラフだ。世界の鉱山との独自のネットワークを持ち、原石の調達からジュエリー制作に至る全工程と品質管理を自社一貫体制で行っている希有なジュエラーである。クオリティ・希少性はもちろんのこと、その巧みな技術を駆使したカットやセッティングで、世界の王侯貴族や大統領、セレブリティから絶大な信頼を得ている。トゥールビヨンやレトログラードといった、機械好きを唸らせる機構を搭載している点も見逃せない。時計技術と宝飾技術の両方を堪能できる、博物館級の芸術品。これを手にできる人物こそ、“頂点を極めた者”といえるだろう。

 

 

 

トゥールビヨン、デイト表示、レトログラード式のGMTを搭載。ローターやブリッジにまでセットされたダイヤモンドは、合計で30カラット以上。見事なインビジブルセッティングにより、まるで時計自体がひとつの宝石であるかのような迫力だ。「ザ マスターグラフ トゥールビヨン ウォッチ」自動巻き、18KPG×ダイヤモンドケース、47mm。¥141,900,000 Graff(グラフダイヤモンズジャパン Tel.03-6267-0811)