THE 10 GREATEST BRITISH MOTORCYCLE BRANDS IN HISTORY
歴史に残る英国のオートバイブランド Best10
January 2020
NORTON/ノートン
BSAやトライアンフのように、ノートン・モーターサイクルは20世紀初頭の高性能バイクの代名詞だった。1898年に設立され、第二次世界大戦中には10万台を超える軍用バイクを生産し、大きな成長期を迎えた。続く数年間で、そのスタイルと品質で再び有名となった。
500cc 2気筒エンジンを搭載したノートンドミネーターは、マン島TTで多数の勝利を収め、フェザーベッド式のフレームとノートンマンクスの導入によりさらに発展した。
しかし、サーキットでの成功はブランドを存続させるのには役に立たず、AMC(のちのノートン・ビリヤース)に引き継がれた。 1960年代後半、ノートン コマンドは人気となったが、戦後の名声を取り戻すまでには至らなかった。
2000年代初頭にコマンド961を世に問い、ブランドは短期間復活するが、2006年にブランドは閉鎖された。その後、スチュワート・ガーナーに買収され、2008年に本拠地をイングランド、ドニントン・パークに移した。ニューモデル、コマンド 961 SEは成功し、絶えず進化を続け、現在では人気モデルとなっている。
BROUGH SUPERIOR/ブラフ・シューペリア
ブラフ・シューペリアという名前は1人の男と深く結びついている。アラビアのロレンスとして知られる、トーマス・エドワード・ロレンス(写真)である。 彼の伝説的な冒険によって、シューペリアは急速に名声を高め、会社は大成功した。
ブラフ・シューペリアは、1919年にジョージ・ブラフによって設立され、1940年まで製造を続けた。完全にカスタマイズされたパフォーマンス重視のモーターサイクルで、当時はモーターサイクルのロールス・ロイスと呼ばれた。
2014年、一台のアルパイン・グランド・スポーツが、過去最高の315,000ポンド(約4480万円)にてオークションで競り落とされた。
第二次世界大戦の勃発により生産は終了したが、ブランドは2008年にマーク・アップハムに買収され、2013年にミラノモーターサイクルショーにてSS100を公開した。新しいブラフのSS100は、45,000ポンドという非常に高価なマシンだった。