OMEGA: MY CHOICE - KARL-EDWIN GUERRE
オメガ – 私の選択 Vol.2
カール-エドウィン・ゲール
June 2019
好奇心旺盛なメンズウェアのストリート・フォトグラファー、カール-エドウィン・ゲールが、
ラグジュアリー・ウォッチブランド、オメガについて語った。
それは彼の父を思い起こさせるものだという。
カール-エドウィン・ゲールの哲学は、ストリート・スタイルは驚きの連続だということだ。そして彼の撮影するストリート・スナップは、彼自身のセンスを反映している。そんな彼のセンスと情熱は、彼を世界的に有名なファッショニスタの一人へと押し上げた。スーツスタイルのクラシックな男たちを撮影させれば当代随一なのだ。
時代を超越した、独自のスタイルを追求しているという点で、彼はオメガの時計にとっても理想的なアンバサダーなのだ。
——あなたのオメガのストーリーを教えて下さい。
「1960年代後半、私の父は祖国ハイチを離れてアメリカに引っ越しました。彼はハイチで工学を学びましたが、ここアメリカで再び学校に行かなければなりませんでした。最初の仕事に就き、彼が自分で買った最初の高級品が、オメガの腕時計だったのです。
数年の間、彼は腕時計を大切にしていました。しかし、ある夜、ニューヨークの地下鉄に乗っているとき、彼はうとうととしてしまい、降りるべき駅を寝過ごしてしまいした。そして目が覚めたとき、彼の腕に時計はなかったのです。
当時のニューヨークはとても絶望的な街だったのです・・。父はいつもその時計について話をしていました。私はそれを見たことがありませんでしたが、私も同じようなものを着用したいと思いました。私の目標のひとつは、オメガの時計を購入して父にプレゼントすることでした」