ALESSANDRO SQUARZI ON HOW FORTELA WILL
FORTIFY YOUR WARDROBE

アレッサンドロ・スクアルツィに聞く
フォルテラの着こなし方

Monday, December 2nd, 2019

THE RAKEがイタリアのワークウェアレーベル“フォルテラ”をローンチするにあたって、ブランドのファウンダー、アレッサンドロ・スクアルツィに、ブランドの特徴とセールスポイントを聞いてみた。

 

by chris cotonou   photography matteo bianchessi

 

 

 

 アレッサンドロ・スクアルツィは、ストリート・スナップの常連だ。その露出度は、私たちが、個人的に彼を知っていると思ってしまうほどだ。いつも彼と一緒に、コーヒーを飲んだり、タバコに火をつけたり、彼のビンテージカーの曲を選んだりしているようだ。

 

 アレッサンドロはデザインしているときも、モデルとして活躍しているときも、いつもクールだ。彼がSNSでわれわれとシェアすることが、カッコいいということは疑いようがない。彼がやることは数年後にいつもトレンドになる。

 

 ウエスタン風の小物をベルトや手首にあしらったり、リネンジャケットの下にネッカチーフを巻いたり、といった流行はアレッサンドロが牽引してきたものだ。

 

 彼はまるでトレンドセッターのためのトレンドセッターのような存在だ。彼の影響力はサルトリアルの世界の隅々にまで行き渡っている。それでもアレッサンドロは、彼が愛する服を、ただ羽織っているだけだという。自分の好みに合わせてデザインし、最も快適に感じる服を選んでいるだけなのだ。しかしこの上なくお洒落である。その秘密は何だろう。

 

 それが何であれ、今回、われわれはアレッサンドロから直接手がかりを得ることができるようになった。彼のブランド“フォルテラ”がここTHE RAKEで発売されたからだ。アレッサンドロは、ミラノに拠点を置くブランドついて、彼のビジョンについて話し、デザイン・コンセプトと、ミリタリー風のモチーフや素材について教えてくれた。

 

 熟練した日本の職人とのコラボレーションは別として、すべてのアイテムはイタリアでのみ作られている。コレクションは、彼が言うように、「他に類を見ない、まったくユニークな作品たち」であり、真のオリジナルで、まさに彼自身に似ている。

 

 アレッサンドロは、フォルテラはイタリアの持つ“遺産”に深く根付いているという。彼の個人的なスタイルには海外からの影響がかなり含まれているが、それでも「イタリア人としての、私たちのルーツはとても強い」と彼は言う。そして、彼のデザイン・プロセスは“超イタリア的”であるという。

 

 各アイテムは何時間も吟味される。

 

 「生地に関しては、特にこだわっています。ボタンのデザインやステッチの品質など、ディテールにも細心の注意を払っています」

 

 彼がヴィンテージ服の熱心なコレクターであり、ファスト・ファッションに決してなびかないことを考えると、彼の次のセリフも納得できる。

 

「私は長い間、愛着を持って使えるものをデザインしたいのです。エバーグリーンのアイテムです。単なる流行には興味がありません」

 

 

 これを実行するために、彼はイタリアの仕立ての経験と、もうひとつのこだわりを結びつけた。

 

「私は日本の職人技が大好きです。彼らは自らの仕事に対して非常にこだわりを持ち、できる限り最高のものを作ろうとしています」

 

  フォルテラのアイテムのいくつかは、彼が個人的に知っている日本の職人によって作られている。今シーズンのホワイト・デニムのジーンズは、非常に耐久性のある日本製セルビッチ・コットン・キャンバスをカットしたもので、アンティークの織機で織られている。“日出ずる国”はクオリティとテイストの象徴であるということは、世界中の最高のファッショニスタが知っていることだ。

 

「彼らのクラフツマンシップをフォルテラに取り入れたかったのです。日本のクラフツマンは最高の品質と配慮で作られた製品を、人々に提供する方法を知っているのです」と彼は述べた。

 

 彼が各アイテムをどのようにデザインするかについて“こだわり”が大きな役割を果たしている。カラーとカルチャー、スタイルとクルマのモザイクであるアレッサンドロ自身のSNSのフィードのように、フォルテラはアレッサンドロが彼の人生で、好奇心のままに面白い思うものを追求するブランドだ。

 

 例えば、今シーズンの“パリ風ハウンドトゥース・ウールコート”などは、パリの文化が縫い目を通して布地に染み込んでいるようだ。写真家ロベール・ドアノーによって撮影された、サンジェルマンのテラスにぶら下がっている、パリジャンのオーバーコートのようである。それらのイメージは、アレッサンドロ自身の経験、ジェットセッター的ライフスタイルから生み出されたものだ。

 

 彼のコレクションのもうひとつの大きな魅力は、ミリタリーウェアだ。その理由は “クオリティ”だと彼はいう。

 

「問題は、残念ながら、今日では使用されていない技術とカットで軍服がデザインされていることです」

 

 アレッサンドロは、ミリタリー・サープラスの膨大なコレクションを作り上げた。 それらがフォルテラのジャケットやパンツを、どのようにデザインすればいいかを教えてくれるのだ。

 

「デザイナーにとって、これら失われたスキルやテクニックを現代的なスタイルに戻すという作業は、非常に興味深いことです」

 

 もちろん、彼が新たな命を吹き込んだのは、ミリタリーだけではない。アレッサンドロは、今注目のトレンドである、さまざまなアメリカン・スタイルのアイコンとなっているのだ。

 

 

 最新コレクションには、ネバダ州を思わせる高品質のデニムや、カリフォルニア州をイメージさせるコーデュロイ・シャツ、彼の代表的な作品であり、アレッサンドロ自身が愛してやまず、いつもエドワード グリーンのオックスフォード・シューズに合わせている、ホワイト・デニムやコットン・パンツなどがある。それらは着用する者の第二の皮膚となるまで愛用されることを意図して作られている。

 

「フォルテラは、他の人ではなく自分のために服を着る男性のためのものです」と彼はいう。それは彼自身のスタイルと同じだ。

 

「製品すべてを通して、ロゴマークは目立ちません。私たちはもっと美しく強いものを作ることに興味があります。エバーグリーンの洋服です」とアレッサンドロは繰り返す。

 

 最近では、たくさんの選択肢があるので、お洒落のために、誰を信頼するかを決めることは難しいかもしれない。しかし“シニョール・スクアルツィ”に任せれば、間違いはない。今シーズンのコレクションは、フォルテラのアンダーステートメントなビジョンを示している。これは、文化、仕立ての魔法、アレッサンドロ流の生きる喜びを融合したものだ。このセレクションには、デニムジーンズやシャ​​ツジャケットなど、紳士のためのマストアイテムが一年中揃っている。これらを買っておけば、絶対に間違いはない。

 

 しかし、あなたが新しいトラウザーズを着用してディナーに臨む際に、アレッサンドロと同じくらい、ストリート・フォトグラファーに写真を撮られるかどうかまでは約束できないが。

 

THE RAKE本国版のサイトではフォルテラのコレクションを今すぐショッピングできます。