OMEGA: MY CHOICE - ETHAN NEWTON

オメガ – 私の選択 Vol.03
イーサン・ニュートン

Friday, June 28th, 2019

 

——あなたのオメガはどこで入手したものですか? 特別な点は何でしょうか?

 

「私が現在持っているスピードマスターは、60年代後半から70年代のもので、私が私のビジネスパートナーであるケンジ・チュンに買うように薦めたものです。私は以前持っていたスピードマスターを兄にあげてしまっていたので、彼に買わせて、それを奪ってしまったのです。ごめんね、ケンジ!(笑)」

 

 

 

 

——もし宇宙飛行士のバズ・オルドリンに何かひとつだけ聞けるとすれば?

 

「地球を地球外から見たときに、時間の概念が変わったかどうか。地球に帰ったときに、時間は貴重で大切なものと改めて思ったのではないかということを聞いてみたいですね」

 

——ファッション・スタイル的に見て、どの時代へと戻ってみたいですか?

 

「1940年代後半から50年代前半のアメリカ、ウエスト・コーストです。デイリーユースのための洋服が出現し始めた時代ですが、一方で人々は、今では失われてしまった“オケージョン”という考え方も大切にしていました。カジュアルウェアやワークウェア、戦争を経てサープラスとして放出されたミリタリーウェアといったものが、一般の人々のワードローブに加えられました。私見では、あの時代がメンズ・ファッションのひとつのピークだったと思います」

 

 

——もし月世界へひとつだけコーディネイトを持っていけるとしたら?

 

「ロケットのなかへは、米ソの宇宙競争が始まる前のスタイル―—クラシックなブルージ―ンズ、コンバースのハイカット、レーヨンのプリントシャツ、そしてロケットシェイプの針がついたオメガのフライトマスターを持っていきたいですね」

 

——もしアートや曲、映画など、なにかひとつ自分で作ったことにできるなら、何を選びますか?

 

「ザ・ビートルズの『ホワイトアルバム』(1968)です。初めて聞いたとき、ホワイトアルバムは私自身だと思いました。ちょっとこの感覚を説明するのは難しいのですが・・」

 

 

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