NAKAMURA’S NOTEBOOK
中村達也の2021年春夏トレンド"買いたい新書"
Vol.4 Trousers 微差が大差を生む
2021年春夏のトラウザーズ事情
March 2021
プリーツ入りやベルトレスといったクラシックテイストの反動で、2021年はややカジュアルなトラウザーズが復活。
テーラードジャケットなどのドレスアイテムに、程よい抜け感をプラスしたいとき重宝するアイテムだ。
by mr beams
トラウザーズの新戦力は5ポケットで担保する
クラシック回帰という流れが起きたここ5年ほどの間、トラウザーズの中心はスラックス型が占めていた。しかし再びカジュアル化の流れが見え始めた今、トラウザーズの流れにも変化の兆し。
最も注目すべきは、デニムをはじめとする5ポケットが戻ってきたことだ。スニーカーやTシャツだけではなく、ジャケットや革靴など上品なアイテムとコーディネイトして、テイストのミックスを楽しむのが今流である。
ジャケパンスタイルも“スポーティ”が旬
タイドアップしたジャケットスタイルも、スラックスから5ポケットに変えるだけで俄然スポーティなたたずまいに。こちらはアメリカントラッドを感じさせるオフホワイトのピケの5ポケット。あえてベルトをしないではくのも粋だ。
ジャケット ¥51,000 Lardini、シャツ ¥25,000 Drake’s、トラウザーズ ¥26,000 Auberge × Brilla Per Il Gusto、タイ ¥10,000 Beams F、シューズ ¥87,000 Crockett & Jones
ジーンズは“程よい素朴さ”が選びのポイント
王道のブルージーンズは、いわゆる美脚タイトシルエットよりも、昔ながらのアメリカンジーンズ的素朴さを程よく残したものが今風。チルデンニットとバルカラーのハーフコートできれいめにまとめた。
コート ¥98,000 Mackintosh、ニット ¥37,000 Gran Sasso、トラウザーズ ¥36,000 Blackhorse Lane Ateliers、シューズ ¥87,000 Crockett & Jones
シャープさも醸すならブラックジーンズを
スポーティながらシャープな印象も強いブラックジーンズ。こちらはヴィンテージに精通した小林 学氏が手がけるオーベルジュの一本だ。全身をモノトーンで統一しつつ、ベルジャンシューズを合わせてミニマルに。
¥70,000 Sealup、シャツ ¥27,000 John Smedley、トラウザーズ ¥26,000 Auberge、シューズ ¥76,000 Baudoin & Lange
トラウザーズ ¥27,000 Yanuk