MIELE'S DISHWASHERS
業界のパイオニア「ミーレ」の食器洗い機
February 2023
text miki tanaka
およそ125年前にドイツで創業したミーレ。1929年にはヨーロッパ初の食器洗い機を発売するなど、ランドリー機器、調理機器、掃除機などさまざまな家電製品のパイオニアだ。そしてその長い歴史の中で、絶え間ない技術革新、熟練の職人技、タイムレスなデザイン、そしてサステナビリティへの配慮などの点で、カスタマーや専門家から高い評価を得ている。
さて、ミーレ製のキッチン機器といえば、最高級かつ最先端を意味し、ヨーロッパでは皆の憧れだが、なかでも約95年の歴史を持つ食器洗い機には定評がある。ミーレの食器洗い機は、「インテリアに溶け込む」という点で、昨今のトレンドになっているキッチンカウンターやキャビネットに組み込んで設置するビルトインタイプ。インテリアや暮らしにこだわる世界中の人々に選ばれ続けている。ビルトインタイプは海外のような広いキッチンが必要かと思われがちだが、実は狭い日本の住宅や広さを確保できないキッチンにこそ取り入れたいスタイル。家事導線をスッキリと整えつつ、雑然としがちなキッチン空間を美しく保つ。
特に日本の住宅にお薦めなのは、45cm幅のスリムタイプながら最先端機能を多く搭載したハイエンドモデル「G 5844 SCU」。標準ドアを装備しているので、国産ビルトイン食器洗い機からの入れ替えにもぴったり。洗浄容量が9人分(IEC規格)/7人分(国内規格)と大容量で、わずか6リットルの水で清潔に洗浄するため水量が自動プログラムでは同社食器洗い機史上最小限という節水設計だ。
さらに同社のアプリ対応でスマートフォンやタブレットからも操作可能。鍋や食器、ワイングラスもいれやすい大容量バスケットや、食器の出し入れがしやすいフルオープンタイプなどの使い勝手の良さも高評価を受けている。最高75℃の高温洗浄、汚れの程度に応じてプログラム工程を調整するオートセンサーで、予洗いも不要だ。
また、20年の使用を想定した製品設計や厳格な耐久テストを行うだけでなく、自社工場での内製率を高め、部品を長期保存するなど、修理可能な体制を整えている。ミーレが「愛着がわく家族のような家電」と言われる所以はここにある。
ちなみに、2月22日は「食器洗い乾燥機の日」だとか。電機産業の持続的発展のための施策立案・推進を行う一般社団法人 日本電機工業会が制定した記念日で、食器洗い乾燥機を家庭に取り入れることにより、日常に心のゆとりが増え、夫婦でだんらんの時間ができる。そのため、夫婦でにっこりと微笑むことができるとして、記念日の日付は「ふ(2)うふ(2)に(2)っこり」(夫婦にっこり)と読む語呂合わせから引用されているそうだ。
ミーレ公式サイト