MERCEDES-BENZ THE NEW E-CLASS

さらなる高みへ達した
メルセデスの王道

Friday, September 25th, 2020

メルセデス・ベンツの中核モデルであるEクラスが刷新された。

多彩なバリエーションが用意されたボディとエンジン、技術の粋を集めたハイテク装備で、王者はさらなる高みへ達した。

 

text masamichi ishii

 

 

センター・オブ・メルセデスのなかでも、中心的な存在といえば伝統的なセダン。奇をてらわない格式あるフォルムが威風堂々とした印象を与える。E450とオールテレイン、メルセデスAMG以外は写真のダイヤモンドグリルを採用。中央の大きなエンブレムから2本のルーバーが伸び、煌びやかなダイヤモンド状の格子をあしらっている。E450はボンネット上にエンブレムのマスコットがそびえ立つクラシカルなスタイルで、こちらを支持する根強いファンも少なくない。The new E-class ¥7,690,000~ Mercedes-Benz(メルセデス・コール TEL.0120-190-610)※写真は欧州仕様車。日本仕様は右ハンドル。

 

 

 

 ミディアムクラスと呼ばれていた前身モデルまで含めれば累計販売台数は1400万台にものぼり、メルセデスのなかで最多を誇るEクラス。まさに中核であることからセンター・オブ・メルセデスとも称され、いつの時代も安全装備や先進技術で革新を起こしてきた。モデルサイクル半ばに、他のメーカーでは考えられないほど大幅なアップデートを施すビッグマイナーチェンジが行われることが恒例となっているが、現行の5代目Eクラスにもその時期が訪れた。

 

 

Eクラスというネーミングが与えられるひとつ前のミディアムクラス(1976〜1985年)から存在するステーションワゴンは、古くから豊かなカーライフを彩ってきた。セダンと人気を二分するほどに支持され続け、今でもアクティブなユーザーを魅了している。リアにはセルフレベリング付きのエアサスペンションが採用され、荷物をたくさん積んでも自動的に車高を適正に保つ。開口部が大きいボディ後部はフロアの剛性を高めて、セダンと同様の走行性能や静粛性を確保。※写真は欧州仕様車。日本仕様は右ハンドル。

 

 

 

 最もポピュラーなメルセデスであるがゆえ、多彩なモデルを用意して幅広いユーザーのニーズに応えることは使命でもある。セダンにステーションワゴン、クーペにカブリオレ、そしてSUVの要素を取り入れたオールテレインと、ボディは5種類。ガソリンにディーゼル、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドなどパワートレーンも豊富で選択するのが悩ましいほどだ。

 

 新型ではエクステリアに比較的大がかりな手が入った。フロントグリルは従来の逆台形から台形へと改められ、それにあわせたヘッドライト形状として表情はよりスマートになった。セダンのリアコンビネーションランプはトランクリッド側にもわたる横長の形状になりワイド感が強調された。ひと目でEクラスとわかるが、従来モデルとは明確な違いを打ち出してきている。

 

 

自動車の運転席は航空機になぞらえてコクピットと呼ばれることが多い。特にスポーツカーは戦闘機的にタイトでそれがスポーティを感じさせる秘訣でもあるが、Eクラスは逆にゆったり感を演出。なだらかな曲線やエアコンの丸型ルーバーなどが優雅なクルーザーのよう。先進的なディスプレイとの融合も見事だ。※写真は欧州仕様車。日本仕様は右ハンドル。

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