HAT OF CAIN: HEAD TO THE TROPICS

トロピカルへの招待
ハット・オブ・ケイン

Tuesday, May 5th, 2020

現在のところ、自由な世界旅行はできないが、ハット・オブ・ケインのパナマ帽を被れば、

赤道直下のアームチェア・トラベリングを満喫できる。

 

by christian barker 

 

 

 

 ビル・ケインは、厳選されたアクセサリー、特に顔の周りに着用されるものが、男性の全体的なパーソナリティを変えることができると信じている。

 

「私がカナダにまだ住んでいた当時、私は検眼医でした」とケインは語る。

 

「私はお客様が最適なメガネを選べるよう、アドバイスすることに多くの時間を費やしました。うまくやると、店から出ていく時、その人の身長が1インチ高くなったようでした。その効果はパナマ帽でさらに顕著になるのです」と彼は言う。

 

 ケインは、パナマハットを被ると、文字通り身長がアップするということを言っているのではない(しかし、それも事実ではある。多くの小柄な紳士が帽子を被ることで成功を収めている)。

 

「人々が私の店にやって来て、帽子のひとつを被ると、彼らはまったく異なる外観になります。まったく新しいパーソナリティです」と彼は言う。

 

「多くの場合、帽子を初めて被る人は、最初はためらいます。しかしひとつ購入し、それを数回被ってみて、“ヘイ、似合っているね”などとホメられると、それがすぐにトレードマークになって、あらゆる種類の帽子を集め始めるのです」

 

 

 

 

 大のハット愛好家であった彼は、1989年から住んでいるシンガポールでいいパナマ帽を見つけることができなかったので、2012年にハット・オブ・ケインを設立した。

 

 熱帯雨林がどこまでも続くシンガポールは、パナマハットを被るのに最適な場所だ。パナマ帽の手織りの原料が作られる国、エクアドル(“赤道”を意味する名前)と同じ緯度にあるのだ。

 

「ここだけでなく、東南アジア全体で、本物のパナマハットを売っている人はいませんでした。私はこの機会を利用してニッチを埋め、この地域の帽子文化を復活させようとしました」とケインは言う。

 

 

 

 思惑は当たった。ケインへの情熱から始まったプロジェクトはすぐに成功し、数年前に彼は会社の仕事を辞めて、ハット・オブ・ケインに専念することができた。

 

「私は自分の仕事が大好きです」とケインは、キューバ産の葉巻を手にしてにっこりと笑う。

 

「興味深い人々と出会い、美しい製品を提供できるようになりました。誰かがそれを着たときに、彼らは少し素敵になり、自信がつき、カッコよくなります。私は信じられないほど、満ち足りた気分になります」

 

 ハット・オブ・ケインを設立するにあたり、「私たちの目標は、高品質のパナマハットをリーズナブルな価格で提供すること。そして同時に、そのクラフツマンシップ、およびスタイルとフィット感について、人々に教えることでした」と語る。

 

 

 

 ケインのパナマ帽は、ケインが長年にわたって関係を築いてきた、エクアドルの信頼できる少数のディーラーから、エクスクルーシブとして輸入されている(The Rakeオンラインでも発売中)。

 

 THE RAKEと、このブランドの関係は、THE RAKEのファウンダーであるウェイ・コーとの個人的な出会いから生まれた。

 

「ある日、ウェイが店にやって来て、どの帽子が最も“レイキッシュ”なのかを話し合いました」とケインは言う。

 

 2人が決めた厳選されたセレクションは、ロックンローラー、キース・リチャーズへオマージュされたものから、フランク・シナトラにちなんで名付けられたもの、カサブランカのボガートをイメージしたモデルまでさまざまだ。もちろんとてもクラシックなハット“ザ・キューバン・パナマ”もある。

 

 

HAT OF CAIN

BRICK TOQUILLA PALM STRAW CUBAN PANAMA HAT

$ 225

HAT OF CAIN

NATURAL BLEACHED TOQUILLA PALM STRAW WILLIAM PANAMA HAT

$ 370

 

 

 

 

「私たちは、用途が広く、コーディネイトしやすいと感じた帽子を選びました。リネンシャツでカジュアルに着飾るか、よりフォーマルな仕立てを組み合わせてもいいのです」とケインは述べている。

 

「伝統的なモデルも、ややモダンなものも、すべて揃っています」

 

 ケインは、再び世界旅行が可能となった時、THE RAKEの読者に、シンガポールの東海岸にあるチャーミングなコロニアルスタイルのショップに、立ち寄るよう招待している。1杯のネグローニをおごるよ、と(もし好きなら、1本の“ストージー”も)。

 

 それまでも、ハット・オブ・ケインのパナマ帽を被れば、いつでも熱帯へのアームチェア・トラベリングに出かけることができるのだ。

 

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