CHOPARD “ALPINE EAGLE”

3世代が紡ぐストーリー

Thursday, August 13th, 2020

2019年10月に発売されたショパールの「アルパイン イーグル」は、まったく新しいスポーツウォッチのコレクション。

その誕生の裏には、メゾンを率いるショイフレ家3代の物語があった。

 

text norio takagi

 

 

アルパイン イーグルは、現行のショパールのコレクションにはなかった、ブレスレット一体型のスポーツウォッチ。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げとを組み合わせたケースやベゼル、ブレスレットは、ゴールドに匹敵する輝きを放ち、豊かな表情を浮かべる。強い凹凸による曲線を放射状に連ねたダイヤルなど外装の作り込みは、実に凝っている。

 

 

 

 ケースとブレスレットが完璧な調和を奏で、ビス留めベゼルの力強さとローマンインデックスによるエレガンスが融和する─「アルパイン イーグル」は、ショパールの既存モデルにはない、まったく新しいスタイルを提示したスポーツウォッチ・コレクションである。しかしメゾンの歴史を遡ると、その手本となったモデルを見つけることができる。1980年に誕生した「サンモリッツ」である。生みの親は、現共同社長のカール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏であった。

 

 スイス南東部に広がるエンガディン地方に位置するサン・モリッツは、マッターホルンやアイガーといった荒々しい峰とは違った、穏やかな山並みが広がる世界最古のスキーリゾート。また夏にはハイキングや湖でのウォータースポーツが楽しめ、ゴルフ場を併設する高級ホテルも点在する。

 

 

1970年代のサン・モリッツ。雪を固めたバーカウンターで寛ぐ様子。

 

 

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