Sunday, July 18th, 2021

フェラーリが
新型モデル「296 GTB」を発表

 フェラーリが新ミッド・リアエンジンの最新2シーター・ベルリネッタ・スポーツカー「296 GTB」を発表した。

 新たなエンジンタイプ、バンク角120°の新V6エンジンを採用し、エンジン単体での出力は663cv。後輪駆動のみのPHEV(プラグイン・ハイブリッド電気自動車)アーキテクチャーはフェラーリ初で、ICEと組み合わされる電気モーターはリアに搭載、最高122kW(167cv)が上乗せされる。830cvという強大な総出力を誇り、切り離してモーターのみで走行(EV航続距離は25km)することも可能。最大性能を発揮させるようなドライビングではもちろん、日常のドライビングにおいてもピュアな興奮をもたらす、ドライビングプレジャーの概念を再定義する車だ。

 同モデルの名称は、フェラーリの伝統にのっとって、総排気量(2.992リッター)と気筒数にグラン・ツーリスモ・ベルリネッタの頭文字であるGTBを組み合わせている。

 デザインはコンパクトでモダン。短いホイールベースとモノリシックな外観に、マッシブなフェンダーやバイザー・ルーフ、フライングバットレス、そして新しい垂直リアスクリーンといった新しい手法を採用している。コクピットはデジタル・インターフェースによる新コンセプトを中心に開発され、エンジン停止中はインストゥルメント・クラスターが黒一色となる引き締まった印象のインテリアとなる。シートや内装には高級イタリアンレザーが施され、機能的コンポーネントに使われたテクニカルな新素材がそれを引き立てる。

 サーキット走行の需要にも対応する大幅な軽量化と空力性能の向上を実現した「アセット・フィオラノパッケージ」も用意されている。専用オーダーのカラーリングが施され、大幅な軽量化と空力性能の向上を実現するなど、サーキット走行に最適な仕様となる。

 スパイダーの登場も予想されている同モデル、これからも目が離せない。

 

フェラーリ・ジャパン

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