Thursday, May 31st, 2018

世界が注目する
日本のウェルドレッサー

メンズクラシックの世界に多大なる影響力をもった
日本人の存在も忘れてはならない。
ときにトレンドを牽引し、ときにトレンドそのものを生み出す存在だ。
text yuko fujita photography jun udagawa

鏡 陽介 Yosuke Kagami / Isetan Mitsukoshi
1979 年生まれ。2002年に伊勢丹入社。ブランドスーツのアシスタントバイヤー、バッグ&ラゲッジのバイヤーを経てメンズラグジュアリーバイヤーに。国内外のテーラーを発掘し、斬新な企画を打ち出す仕かけ人だ。

イタリアの工房を訪ね歩くと、「ブラボー」だと評判なのが鏡氏だ。ないものをかたちにしていく手腕は抜群。この日のスーツは伊プラートのフランチェスコ・グイーダ。色数は絞ってシンプルを心がけているという。

伊勢丹の“クラシック”を作った名バイヤー

 無地の白シャツ、無地の紺ネクタイを合わせ、色数を絞ったシンプルなコーディネイトだが、アクセサリー使いと丈の巧みなバランスで装いに存在感を生み出し、自分らしいスタイルへと見事に昇華させている鏡氏。
伊勢丹新宿店メンズ館4階にテーラー達の編集コーナーをゼロから作り、ここまで育て上げた。ここにはリヴェラーノやチャルディら錚々たるトップテーラーの服が並んでいるが、秋からはサルトリア パニコのプレタポルテ(独自ルートで入手したスーパー200’s & 獣毛繊維の生地にて特別価格で用意)が加わる予定だという。
「オーダーでは時間のかかる世界のトップテーラーの仕事を既製服で体感できるようにしたかったのです」と鏡氏。同コーナーでは、世界最高クラスのテーラーという括りでさまざまなブランドを比較検討し、多くの中から最善の一着を選べるのだ。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 21
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