Thursday, May 31st, 2018

世界が注目する
日本のウェルドレッサー

メンズクラシックの世界に多大なる影響力をもった
日本人の存在も忘れてはならない。
ときにトレンドを牽引し、ときにトレンドそのものを生み出す存在だ。
text yuko fujita photography jun udagawa

中村 達也 Tatsuya Nakamura / Beams
1963 年生まれ。大学4 年生のときにビームスでアルバイトをはじめ、卒業後に入社。ビームスF の店長とバイヤーを経て、ビームスF、ブリッラ ペル イル グストなどを統括するクリエイティブ ディレクター。

スティレ ラティーノのウールギャバジンスーツに、カスタム テーラー ビームスでオーダーしたラウンドタブカラーシャツ、60 年代風の編み地によるビームスF のニットタイ、ジョン ロブのシューズ。ベージュ×ボルドーの色合わせが大変エレガント。

トレンドを編集して提案する氏に業界中が注目

 トレンドのどこを切り取ったら受け入れられるか。中村氏は長年の経験から、そういった感覚の鋭さに長けている。今日、王道のクラシックスタイルが復権してきている中で、氏は“脱イタリア”を装いのキーワードに挙げた。
「生産国としてのイタリアは変わらないのですが、昨今では従来の“全身イタリア感”をいかに消していくかが大切です。例えば装いの中に英米仏の要素をいかにミックスしていくのか。特に今季はどのブランドも英国調を強く打ち出しているので、そこがハズせない要素です。私も素材、色、柄、ディテールを、イタリアの柔らかい仕立てとミックスさせて着ています」
ベージュのスーツに合わせたボルドーのストライプによるラウンドタブカラーシャツは、まさにその流れによるアメリカンブリティッシュ調。60年代風のニットタイの編み地がまた素晴らしい。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 21
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