タイドアップはプリントタイ&チーフでソリッドやストライプなど、基本のスーツをタイドアップで着こなす際は、プリントタイとチーフを合わせてみよう。マダープリントなど、ヴィンテージ感あふれる模様を施した、クラシックな1本がおすすめだ。シルク素材の他、ウールやコットン素材にプリントしたものも散見される。イエローやレッドなどのストロング・カラーも、地味でマットなトーンをチョイス。柄は写真のような小紋、ペイズリーの他に、ジオメトリック・パターンなど。1980〜90年代のイメージでまとめてみた。
スーツ 参考商品 Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ ジャパン Tel.0120-185-718)
ネクタイ Cifonelli
シャツ、ポケットチーフ、カフリンクス all by Budd Shirtmakers at The Rake
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ニットポロをトラウザーズにINサマートップスは、とにかくニットに人気が集中している。涼しく快適で、リラックス感を演出でき、何より1枚でサマになるからだ。RAKISH MANなら、ハイゲージのコットンを用いた、ごく上質なものをチョイスしたい。合わせるトラウザーズは、クラシックなプリーテッド・タイプを。トップスの裾は必ずトラウザーズの中に入れ、メリハリのある着こなしを心がけたい。ボトムスにボリュームがある場合、裾をアウトすると、腰回りが重たい印象になってしまうのだ。それにトラウザーズの持つ優雅なシルエットを見せないのは、もったいないじゃないか。
ニットポロ Frescobol Carioca
トラウザーズ ¥94,000 Brunello Cucinelli(ブルネロ クチネリ ジャパン Tel.03-5276-8300)
時計「シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンドリミテッド エディション」自動巻き、SSケース、42mm。世界限定7007本。¥700,000 Omega(オメガお客様センター Tel.03-5952-4400)
ベルト stylist’s own
Right:
オーバーサイズのコートを羽織るつい数年前までは、ピタピタのスリムフィットが流行していたが、今や時代の流れは完全に逆転した。ゆったりとした、クラシカルなシルエットが戻ってきたのだ。だから、サイズ選びも、今までよりワンサイズ上を視野に入れてみよう。しかし、いきなりスーツやジャケットではハードルが高い。そこで挑戦しやすいのがスプリングコートである。定番のコットン製トレンチコートなどは、今シーズンはぜひワンサイズ大きめのものを選んでみよう。これを“ばさり”と無造作に羽織るのが、今風なのである。
スーツ 参考商品
Turnbull & Asser(ヴァルカナイズ・ロンドン Tel.03-5464-5255)
シャツ
Emma Willis at
The Rake
ネクタイ
Cifonelli
トレンチコート
Mackintosh at
The Rake
ハット
Lock & Co. at
The Rake
サファリジャケットがマストアイテムにサファリやミリタリーテイストのアイテムは、今シーズンも人気が継続している。特にリネン製のサファリジャケットは、すっかりマストアイテムとなった感がある。リネンのさらりとした肌触りと風通しの良さは、レイヤードに最適。夏のカジュアルアウターとして、これ以上使い勝手の良いものはない。パパ・ヘミングウェイを見習って、オープンカラーシャツの上から羽織るだけでもいいが、胸元にさらりとスカーフを垂らすと、お洒落度はぐっとアップする。コンクリートジャングルを、エレガントに駆け抜けよう。
サファリジャケット ¥280,000 Ralph Lauren Purple Label(ラルフ ローレン Tel.0120-3274-20)
サングラス 参考商品 Hackett London(ハケット ジャパン Tel.03-6427-7440)
スカーフ Nick Fouquet
Left:
スーツのインナーはニットで夏の最も贅沢な素材、それはカシミアである。サマーカシミアと呼ばれる夏用の薄手のカシミアが、今シーズンは大豊作なのだ。写真の例は、カシミアのスーツに、カシミアのニットを合わせたスタイル。ラグジュアリーかつスポーティなコーディネイトができあがった。このように、スーツやジャケットのインナーにニットを持ってくるのは、近年注目の着こなし。かっちりとしたテーラードを、デイリー・アイテムに様変わりさせるテクニックだ。ロールアップやポロカラーなど、さまざまなニットを気軽に合わせてみよう。キーポイントは、いずれもハイクオリティなアイテムをチョイスすることだ。
スーツ、ニット both by Cifonelli
靴下 ¥2,900 Pantherella(真下商事 Tel.03-6412-7081)
シューズ 参考商品 Edward Green(ゼニア カスタマーサービス Tel.03-5114-5300)
時計「シーマスター ダイバー300Mジェームズ・ボンド リミテッド エディション」自動巻き、SSケース、42mm。世界限定7007本。¥700,000 Omega(オメガお客様センター Tel.03-5952-4400)
Right:
春夏用のタキシードを入手する読者諸兄はどんなタキシードをお持ちだろうか? 色はブラックまたはミッドナイトブルー、素材はドスキンかタキシードクロスあたりか?しかしRAKISH MANたるもの、ぜひ春夏用のタキシードに挑戦すべきだ。色はホワイト、素材はシルクにとどめを刺す。写真はサヴィル・ロウの老舗、ヘンリープールが手がけたもの。ボタンにMOP(マザーオブパール)が使われており、実に華やかな印象だ。これぞ夏の男の究極のお洒落。いつかは手に入れたい1着である。
タキシード Henry Poole
シャツ、ボウタイ Budd Shirmakers
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本記事は2020年5月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 34