THE BEST RAKISH LUXURY SPORTS WATCHES

成功の証
ラグジュアリー・スポーツ時計

October 2020

text tetsuo shinoda
issue10

オイスター パーペチュアル デイデイト 36(左)日付と曜日を表示するデイデイトは、定番の実用機構だが、ロレックスの場合は12時位置に曜日をフルスペルで表示することで、実用性の中にもデザイン性を加えている。ベゼルは光を受けてキラキラと輝くフルーテッドで、プレジデントブレスレットと呼ばれるかまぼこ状のコマで構成されたブレスレットが柔らかな表情に。自動巻き、18KWGケース、36mm。¥3,744,000 both by Rolex(日本ロレックス Tel.03-3216-5671)

オイスター パーペチュアル デイデイト 40(右)自動巻き、18Kエバーローズゴールドケース、40mm。¥3,774,000 both by Rolex(日本ロレックス Tel.03-3216-5671)

ROLEX“OYSTER PERPETUAL DAY-DATE”変わらぬ価値を持ち続ける時計
 クロノグラフの傑作「コスモグラフ デイトナ」やダイバーズウォッチの典型「サブマリーナー」など、タフなプロフェッショナルウォッチのイメージが強いロレックスだが、実は“ラグジュアリー”にも強い。ロレックスのプレステージモデルとなるのが「オイスター パーペチュアル デイデイト」だ。

 1956年にデビューした世界初のフルスペル曜日表示を取り入れた時計であり、ケースもブレスレットもすべてプレシャスメタルで作られている。あくまでさりげないが、実は極めてラグジュアリー。それがこの「オイスター パーペチュアル デイデイト」なのだ。

 その佇まいに惚れた著名人は多く、中でもアメリカ合衆国の大統領に愛用者が多かったという。これ見よがしなデザインではないためスーツスタイルにもすっと馴染むが、外装の仕上げは高品質でラグジュアリー、それでいて防水性も万全というスポーティな特性も兼ね備えている点を評価したのだろう。

 デビューから60年以上たった現在でもそのスタイルは変わらず、高いステイタスも維持している「オイスター パーペチュアル デイデイト」は、まさに永遠の価値を持つ時計なのだ。

本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 36

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