THE BEST RAKISH LUXURY SPORTS WATCHES

成功の証
ラグジュアリー・スポーツ時計

October 2020

text tetsuo shinoda
issue10

ロレアート 42mm1970年代のトレンドだった八角形ベゼルや、一体型ケースなどを取り入れたオリジナルデザインをしっかりと継承しつつ、ケース&ブレスレットにブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げを巧みに使い分けて施すことで、上品さも加味。ダイヤルはトレンド感もある発色の良いブルー。表面に精緻な刻み模様を入れることで光の反射を抑え、視認性を高めているのも見事。自動巻き、SSケース、42mm。¥1,240,000 Girard-Perregaux(ソーウインド ジャパン Tel.03-5211-1791)

GIRARD-PERREGAUX“LAUREATO”さまざまな技術を詰め込んだ名作
 1975年に誕生した「ロレアート」は、他のラグジュアリー・スポーツウォッチとは違った個性があった。このモデルは、当時の最先端技術であったクオーツムーブメントを搭載していたのだ。スイス屈指の技巧派マニュファクチュールであるジラール・ペルゴは、1970年代にクオーツ技術の開発にも力を入れており、現在のクオーツムーブメントで使われている振動数32,768㎐は、ジラール・ペルゴが導き出したもの。「ロレアート」は、同社の技術の粋を集めたモデルだったのだ。

 その後は、幾度かの限定発売を経て、2017年からついにレギュラーモデル化された。自社製の自動巻きムーブメントを搭載することでその人気を不動のものとするが、オリジナルのスタイルはきちんと継承されている。

本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue 36

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