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魅惑のカジノリゾート-陶酔へ誘う隣国のパラダイス

August 2017

今年4月に韓国・仁川にオープンした東アジア初の統合型リゾート「パラダイスシティ」。
東京から飛行機で約2時間の仁川国際空港からわずか3分で辿り着ける楽園は、
カジノにとどまらない、マルチエンタテインメントの宝庫であった。
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パラダイスシティの全景。中央がホテルエントランスで、右側がカジノのVIP専用エントランスだ。この中庭にも数々の芸術作品が展示されている。

 昨今の日本でも話題のカジノを含む統合型リゾート(Integrated Resort /略称:IR)の本場といえば、ラスベガスやマカオ、シンガポール。ただ少々ネックなのが、いずれも日本からは何時間も飛行機に乗らねば辿り着けないこと。しかし、そんなストレスとは無縁の近場に、新たなIR「パラダイスシティ」が誕生した。

 オープンした場所は、日本から約2時間で到着する韓国・仁川国際空港の目と鼻の先。空港からは車で約3分のため、韓国特有のヘビーな交通渋滞に悩まれることもない。東アジア初のIRとして誕生したパラダイスシティ。その完成度の高さには目を見張るものがある。

 例えばメインの外国人専用カジノ。1階のプレイエリアでさえ、台と台の間のスペースがきちんと確保され、ゆったりとプレイできるよう配慮されている。VIPルームは2ランク用意されており、いずれもVIP専用の車寄せから人目に触れることなくアクセスすることが可能だ。しかも高層階に位置するVIPルームのなかには、広々としたバスルームを備えている部屋もあるため、マッサージなどの施術を受けることもできる。さらに、ディーラーのなかには、日本語が堪能な韓国人だけでなく、日本人も駐在しているので、万が一のことがあっても安心なのが嬉しい点。

 パラダイスシティが他のIRと一線を画すのは、“ArtTainment”をテーマに掲げていること。草間彌生やダミアン・ハーストをはじめとする著名なアーティストの作品、計2,700点以上がカジノを含めた敷地内の至るところに飾られており、洗練された大人の空間が続いている。

 他のエンタメ施設やレストランも必見だ。ムーディなバーでのジャズライブや新鮮なお寿司を食べられる和食レストラン(他に中華やイタリアンも有り)、ひと汗かいてリフレッシュできるサウナやジムまで目白押し。現在は、カジノ・レストラン・ホテル・プール・コンベンションホールが稼働しているが、来年以降はデザイナーホテルやショッピングエリア、スパやクラブも誕生し、統合型リゾートとしてのさらなる拡充が図られる。あらゆるエンタテインメントが見事なまでに凝縮された正真正銘のパラダイス。韓国・仁川のパラダイスシティが日本人にとっての定番の遊び場になる日は、そう遠くはなさそうだ。

PARADISE CITY韓国仁川広域市中区永宗海岸南路321道186
TEL: +82-1833-8855
www.p-city.com

THE RAKE JAPAN EDITION issue 17

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