DORMEUIL “15.7 Tonik”
ドーメルの名作“トニック”の新作は“15.7”による極上服地
March 2023
photography jun udagawa
styling akihiro shikata
他にも今季の生地は天然繊維を贅沢にブレンド
上:RISING SUN/渾身のジャケット生地コレクション
ジャケット用の人気バンチ「ドーシルク」、「カリプソ」、「ナチュラルズ」の3つバンチから厳選した生地に新柄を加えたのが、今季新たに登場した「ライジング サン」。ウール・リネンやウール・シルクをはじめ、ウール・シルク・リネンの三者混、ウール・バンブー・シルク・リネンの四者混などがラインナップされている。柄のデザインも豊富に揃っているので、ジャケットをオーダーする際にぜひチェックしたい。
中:TONIK WOOL/トニックタッチのパタゴニアウール
1957年に発表され、ドーメルのアイコンとなっているモヘア服地「トニック」の風合いを、南米産のパタゴニアウールのみで表現した、2019年登場の「トニック ウール」が今季リニューアル。クリンプのあるウールを超強撚糸にして織り上げており、防シワ性と復元力、通気性、ストレッチ性を備えている。世界で初めてブロックチェーンに乗せた生地でもあり、原材料や全生産背景が公表されている。
下:MOHAIR/さまざまなモヘアをバンチに集約
6年ぶりに刷新された、ドーメルの象徴であるモヘアのコレクションバンチ。ウール・ナイロン・モヘア・ライクラの四者混によるスポーティなトニック テック、ウール・モヘア・ライクラの軽やかなトニック ライト、トレーサブルウールを使用したトニック2000、不動の定番スーパーブリオとニュートニック、そして写真のウール・モヘア・ライクラによるモヘア シアサッカーがラインナップされている。
今シーズン登場した新作バンチや久しぶりに再編集されてリニューアルしたバンチには、新時代のドーメルの魅力がたっぷり詰まっている。
「ライジング サン」は、ウール・シルクやウール・リネンなどの非常にきれいなチェックが揃っているバンチで、三者混や四者混の生地もラインナップされている。フレンチを感じさせるチェック地も多く、ジャケットをオーダーする際はぜひチェックしたい生地である。
「トニック ウール」も注目のバンチだ。ドーメルの「トニック」とは本来はウールモヘアの生地であるが、こちらはアルゼンチンとチリの両国にまたがる地域に生息する羊の毛“パタゴニアウール”100%で織り上げているのが特徴だ。クリンプが多く、たっぷり膨らみ感のある同ウールを超強撚糸にして織り上げた生地は、防シワ性、復元力、通気性に加え、ストレッチ性も備えている優れものだ。
最後に、オリジナルのトニックに代表されるドーメルのアイコン素材「モヘア」を使用した6種類のモヘア混生地を編集したバンチブックが「モヘア」である。
その中でTHE RAKE が気になっているのは、上の写真でも紹介しているウール・モヘア・ライクラを使用したユニークなタッチの「モヘア シアサッカー」だ。ウール・ナイロン・モヘア・ライクラの四者混素材「トニック テック」も、カジュアルアイテムでオーダーすると面白い。
伊勢丹新宿店 メンズ館5階
お問い合わせ先:ドーメル 青山店 TEL.03-3470-0251