DORMEUIL “15.7 Tonik”
ドーメルの名作“トニック”の新作は“15.7”による極上服地
March 2023
photography jun udagawa
styling akihiro shikata
左:ブルゾンは身頃、着丈、袖丈が調整でき、リブやボタン、裏地も選べる。こちらの生地は、スーパー110’sのウール100%でありながら通気性とナチュラルストレッチ性、さらに撥水性、防シワ性も備えた施された「ミレニアルテック」。ショーツもオーダーでき、なんとウエストのコードは生地の耳! ブルゾン¥240,900、ショーツ¥75,900(ともにオーダー価格。納期は約8週間)、ポロシャツ¥26,400、スカーフ¥13,200 all by Dormeuil(ドーメル 青山店 Tel.03-3470-0251)
右:ジャケット&トラウザーズの軽やかなセットアップでのメイド トゥ メジャーも受け付けている。ウール100%でありながらストレッチ性、撥水性、防シワ性を備えている「ミレニアルテック」なら、都会のアクティブシーンでの着用にもフィットする。次世代に向けた、ドーメルならではのテックウールである。ジャケット¥207,900、トラウザーズ¥89,100、バンドカラーシャツ¥41,800(すべてオーダー価格、納期は約8週間)、スカーフ¥30,800 all by Dormeuil(ドーメル 青山店 Tel.03-3470-0251)
ドーメル 青山店ではカジュアルアイテムのオーダーも受け付けており、こちらもまた高い人気を誇っている。例えばブルゾン&ショートパンツといったオーダーも可能で、その際の生地の選択は実に幅広い。「15.7 4プライ」や「15.7 トニック」でオーダーするのはもちろんよし。面白いところではテクニカルウールを揃えていて、スーパー110’sの通気性に優れたナチュラルストレッチウールにナノ撥水加工と防シワ加工を施したプレーンカラーの「ミレニアルテック」があり、カジュアルアイテムとの相性はとてもよい。
2021年、ドーメル社に将来6代目を担うヴィクター・ドーメル氏が加わってから、ドーメルは勢いをますます増している。昨年、ドミニク&ヴィクター・ドーメル親子にインタビューした際、ヴィクター・ドーメル氏は「新しい時代に向け、若い世代のライフスタイルに合わせた生地を打ち出していくのもとても大切なこと」と話していたが、そのあたりの提案も非常に優れているのである。
伝統と革新。このふたつをモットーとしているドーメルならではの最新の生地ラインナップもまたドーメルの強みであり、そこには“すべてがドーメルクオリティ”という絶対的な安心感があるのだ。
新時代のためのテクニカルウール“ミレニアル”新しい世代、そして新しい服地の時代に向けて発表されたドーメルの新コレクションで、RWS認証原料(Responsible Wool Standard)を使用している。ピュアウールでのナチュラルストレッチ生地「ミレニアル」(235/255g, 260/280g/m)と、ナチュラルストレッチ生地にナノ撥水加工と防シワ加工を施したプレーンカラーの「ミレニアルテック」(280/300g/m)がラインナップされている。後者はブルゾン&パンツなどのセットアップにも向く。ともにスーパー110’sを使用している。
本記事は2023年3月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 51