Friday, August 7th, 2020

CLASS ACT

要注目の新進俳優が語る気概

text ed cumming photography sean gleason fashion direction veronica perez

ジャケット B Corner
シャツ Emma Willis
タイ、チーフ both by Rubinacci
トラウザーズ 参考商品 Lardini(ラルディーニ東京店 Tel.03-5224-3880)
シューズ George Cleverley

今回の『ナチ・ハンターズ』で、なんとアル・パチーノと共演されましたね。
『ナチ・ハンターズ』で演じたような役柄をずっと待っていたような気がします。これこそ、まさに求めていた役でした。オタクで人当たりの良い英国人ばかり演じてきたので、殺人鬼の役は目もくらむようでした。悪のイメージがうまく掴めると、自分の悪の部分も見えてきます。

『キリング・イヴ/ Killing Eve 』のジョディ・カマーも参考になりました。アメリカ人の中でアメリカ人を演じるのは気後れしましたが、うまくやれたのではないでしょうか。

 このドラマはさまざまなトーンやテーマをバランスよく取り入れた作品で、ホロコーストの残虐な歴史にも踏み込んでいます。圧倒的なスケールに途方もない制作費。ニューヨークの地下鉄を実際に走らせるシーンもあります。だからぜひヒットしてほしいです。

 アル・パチーノは映画業界の顔ですし、偉大な俳優のひとり。彼の前で演技をするのはものすごいプレッシャーでしたが、刺激を受けました。彼は、皆に慕われる素晴らしい人でした。

このドラマの反響はいかがでしたか?
 このドラマ以前からになりますが、近年、反ユダヤ主義が高まっていることを知り、ショックを受けています。僕はイギリスの中でも白人の多い地域で生まれ育ちました。だから、ロンドンに来たときは驚きましたし、世界で最も多様性に富んだ都市のひとつであるニューヨークに来たときはもっと驚きました。人に対する憎しみの深さには困惑します。人は人なのに。

本記事は2020年7月27日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 35

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