CINQUANTA at The Edit Store
CINQUANTAのレザーブルゾンはメイド・トゥ・オーダーでも楽しめる
June 2025
photography jun udagawa

1970年代のUS ARMYのモデルをベースに、タウンユース用にアップデートした「ジャングルファティーグ」は、4つの大きなポケットが機能性を備えたアクセントに。色に深みのあるしなやかなグリーンのゴートスエードが雰囲気抜群。¥220,000~(オーダー価格)Cinquanta / The Edit Store
西麻布にある「THE EDIT STORE(ジ エディット ストア)」の最奥スペースには、チンクアンタのレザーブルゾンの定番モデルがズラリと並んでおり、メイド・トゥ・オーダーの注文を常時受けている。ラインナップされている革(約40色)、ボタン、ファスナーから選べ、驚いたことに、既製品とほぼ同価格でオーダー可能だ(袖丈や着丈に変更を加える場合は20%のアップチャージ)。ポケットをひとつ省くといった、簡単な仕様変更も受けている。
さて、オーダーの醍醐味である革選びだが、THE RAKEとしては、ディレクターのファブリツィオ・アドルニ氏も推しているホースレザーをまずはオススメしたい。他ブランドではほぼ扱っていないチンクアンタならではの革ゆえ、ブランドのフィロソフィーを存分に感じられる選択となるだろう。ただ、ナッパやゴートスエード、ヌバックの風合いも素晴らしく、悩むこと必至だ。嬉しいことに、納期は約3カ月。ビスポークに慣れた身には、なんと短くスピーディなこと!

シンプルさを追求したデザインで、長らく高い人気を誇っている「スタンドカラーシングルジャケット」。往年のシングルライダースをベースに、ラムナッパレザーで上手く都会的にアップデートしているのもこのブランドの魅力だ。¥198,000~(オーダー価格)Cinquanta / The Edit Store

左:かつてはハードな印象が強かった「ダブルライダースジャケット」だが、実力派のチンクアンタが手がけたことで、見事にアップデートされ、タウンユース向きに。ブランドいちばんのオススメであるホースレザーの奥行きのある表情が絶妙。¥220,000~(オーダー価格) 右:1930年代にイタリアのテストドライバーが着用していた、イタリアではブランドを問わず古くから親しまれてきた「ドライビングブルゾン」。こちらは大変しなやかなゴートスエードを使用。ホースレザーもとても絵になるモデルだ。¥179,300~(オーダー価格)both by Cinquanta / The Edit Store

羊や山羊のナッパ、ヌバック、ホースレザーやスエードなど、革は約40色から選択可。パリのクリニャンクールで買い付けたヴィンテージのボタンなども選べる。

THE EDIT STORE東京都港区西麻布2-7-18
Mail:info@editandcoltd.co.jp
営業時間:12:00~19:30(無休)
Instagram:@the.edit.store_tokyo
本記事は2025年3月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 63