UMITO Kamakura Koshigoe Auberge
湘南の海と江ノ島を一望するオーベルジュ「UMITO 鎌倉 腰越」が誕生
January 2025
海とともに過ごす贅を尽くした別邸を手掛ける「UMITO(ウミト)」が、湘南の海と江の島が眼前に広がる極上のロケーションに、フレンチレストランを備えた同社初となるオーベルジュ「UMITO 鎌倉 腰越」をオープンした。料理長には「レストランひらまつ 広尾」で長年腕を振るった小川大樹シェフを迎え、鎌倉の豊かな山海の恵みを生かした絶品料理と心温まるおもてなしで特別なひと時を演出。肩肘張らないラグジュアリーリゾートで、海と向き合いながら美食を存分に堪能できる。
text chiharu honjo
シーサイドの一等地にスモールラグジュアリーホテルを開発しているUMITOが、沖縄恩納村や由比ガ浜、材木座に続き、フラッグシップとなる「UMITO 鎌倉 腰越」をオープンした。同社初の本格オーベルジュとなる。
UMITOは、オーナーとして所有できるシェア購入型のリゾート。沖縄や熱海で、ホテルにも別荘にもなる別邸を次々と開業しており、年間10泊からライフスタイルに合わせて購入可能だ。オーナーは、自分の所有する利用日数を使って全国のUMITOに泊まることもでき、所有分を使わないときはホテルとして貸し出し収益を得られる。施設の管理はUMITOが行うため、いつでもメンテナンスの行き届いた状態で過ごせるのが特長だ。
2、3階に位置する客室は、ワンフロア1室の贅沢空間。
都心から60分ほどの鎌倉 腰越の同リゾートは、1日2組限定で各フロア1室のみ。客室は130㎡超の広さを誇る2ベッドルームスイートで、開放感のあるリビング&ダイニングルームと露天風呂付きテラス、オーシャンビューのサウナ、水風呂が備わる贅沢なプライベートスペースを実現した。海側は全面ガラス張りになっており、目の前を遮るものは何もない。室内は、ミッドセンチュリーテイストの有機的なインテリアで統一されており、都会の喧騒から離れた隠れ家的空間だ。
構想から設計まで手がけた建築家の寶田 陵氏は次のように語っている。
「コンセプトは“湘南のチルアウトな空間”と“時間と美食のオーベルジュ”。ロサンゼルスの西海岸と湘南をかけ合わせたような肩肘張らないチルアウトなラグジュアリーリゾートを意識しました。都心からパッと来てレストランで食事したらそのまま泊まることができてゆっくりと過ごせる、そのくらい堅苦しさのない場所があったら嬉しいですよね。従来のラグジュアリーホテルとは全く違うものにしたく、都会にある緊張感から解放される場所を目指しました」
メインダイニング「Le RESTAURANT(ル レストラン)」は20席のプライベートな空間。ディナーは宿泊ゲスト以外も利用可能。
写真は3品目のスープ「ラングスティーヌのエチュベ 小蕪のロースト 地魚の“コンソメブイヤベース”」。ディナーコースは¥24,200〜。
シェフとソムリエが一体となってワインを選定。山梨を代表するワイナリー「ボー・ペイサージュ」のワインなど、希少な日本ワインも用意している。ペアリングは¥12,000~。
そして、最大の魅力は1階のメインダイニング「Le RESTAURANT(ル レストラン)」にて小川大樹シェフの芸術的で繊細なフレンチを愉しめること。地産の魚から野菜まで、鎌倉の魅力を感じられる食材をふんだんに使った多彩なメニューが揃う。
取材時のコースには、安納芋とイベリコ豚を使ったアミューズブーシュや、駿河湾で揚がったキンキをバーナーで炙ったトランシェ、土佐備長炭を使ったノドグロの炭火焼、倉薗牛フィレ肉とカラフルな鎌倉野菜など全6品が登場した。注目はシェフのスペシャリテである「ラングスティーヌのエチュベ」で、相模湾のラングスティーヌと地魚のブイヤベースを、黄金に輝くコンソメスープ仕立てにした極めて美しい一皿だ。
小川シェフは、「食材や産地の開拓を重ね、日本料理の手法を取り入れながら、素材そのものの味を最大限に引き出すための試行錯誤を続けてきました。5年以上にわたる研究の末、日本人としての感性を活かした素材の味を極限まで引き出すフランス料理を表現できるようになりました」と語る。
水平線を茜色に染めながら湘南の海に太陽が沈むと、雰囲気が一変。昼の顔とは異なる、幻想的な明かりに包まれた夜の顔へと姿を変える。ダイニングで鎌倉の美味を存分に堪能した後は、階上にある自宅さながらの非日常空間へ移動すればよい。そこには、悦に浸りながらゆったりと寛げる、至福の時間が待っている。
UMITO 鎌倉 腰越
神奈川県鎌倉市腰越三丁目12番16号
TEL. 0120-511-098(受付時間:9:00-18:00 土日祝休み)
宿泊:https://hotel.umito.jp/kamakura-koshigoe/
購入:https://hotel.umito.jp/kamakura-koshigoe/
※レストランはビジターも利用可、予約はこちらより