SHIMA KANKO HOTEL 01

人々を魅了する“シマカン”へ

Monday, June 8th, 2020

 

 異なる棟に連泊するだけでなく、同じ棟に連泊するのも、筆者としてはおすすめだ。客室そのものを存分に味わっていただきたいのはもちろん、朝食のチョイスも大変悩ましいものだから。「ザ クラシック」ではひとつのレストランで洋食のハーフブッフェと和食膳、「ザ ベイスイート」ではふたつのレストランでそれぞれ和と洋が用意されており、いずれもメニューは異なる。特に「ザ ベイスイート」に限っては、朝からコース仕立ての洋食を楽しむことができる。

 

 

「ザ ベイスイート」の和食「浜木綿」での朝食の一例。素材の良さを生かした、ホッとする献立だ。

 

 

 そのチョイスも実に秀逸で、新鮮なフレッシュジュースやシャンパーニュにはじまり、焼きたてのパン、フルーツやヨーグルト、地元で採れた新鮮野菜のディップ、野菜のポタージュ、選べる卵料理(筆者は「海の幸と卵のグラチネ」を選択)まで揃う。日頃和食一辺倒の筆者であっても、胃が疲れることなく最後まで満喫することができた。

 

 素材の良さ、自然の豊かさを感じられる料理の数々からは、繊細な手仕事が窺える。これも、ここを訪れる多くの人々が楽しみにしていることの大きな理由のひとつだ。そう、これらを生み出す総料理長を務める樋口宏江シェフの存在抜きに、このホテルは語れないのだ。

 

 

卵料理「海の幸と卵のグラチネ」。伊勢海老がふんだんに使用され、半熟卵と相まって深みある味わいに。大きな窓の外には豊かな緑と英虞湾が広がり、爽やかな朝を約束してくれる。

 

 

 

1 2 3 4 5