SHIMA KANKO HOTEL 01
人々を魅了する“シマカン”へ
June 2020
2008年、同じ敷地内増築された客室やレストランを擁する「ザ ベイスイート」は、全客室が100㎡以上という広さを誇り、邸宅のようにくつろげる上質な空間が広がっている。
「ザ ベイスイート」の外観。窓はすべて英虞湾に面している。屋上に広がる緑は「屋上庭園」。
来年、シマカンとしては70周年という記念すべき節目を迎えるわけだが、訪れた著名人は数知れない。開業まもない1951年11月には昭和天皇が戦後の国内事情視察のため宿泊。その後も皇室一族が足を運んでいる。
また1955年から2007年には、小説『華麗なる一族』の筆者である山崎豊子氏が滞在し、数々の作品の執筆を行っていた(作品の冒頭には、ここの地ならではの描写が用いられている)。
2016年にはG7伊勢志摩サミットが開かれ、各国の首脳がここへ足を運んだ。これら数々の事実がその歴史を物語っている。
(提供:外務省)
簡単に歴史をご紹介したが、「ザ クラブ」にあるホテルの歴史を展示したギャラリーを訪れれば、偉大な時の流れを感じる写真の数々とともに興味深い歴史を知ることができる。ぜひ足を運んでほしい。