OMEGA: MY CHOICE - LORENZO CIFONELLI

オメガ – 私の選択 Vol.9
ロレンツォ・チフォネリ

Tuesday, October 15th, 2019

彼は有名なテーラーの家に生まれた。

素晴らしいスタイルと揺るぎない自信を持って、彼はテーラーの未来を作っている。

そして手首に光るのは、やはりオメガである。

 

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 ロレンツォ・チフォネリは、世界で最も尊敬されるテーラーの共同所有者であり、服飾界の偉人だ。 彼のファミリーの名を冠したハウスは4世代続いており、仕立てられた服は、その象徴的な肩のおかげで、どこで作ったものかがひと目で分かる。 ロレンツォはインスタグラムにおいても知られた存在だ。彼のフィードは、装いをレベルアップさせるための、インスピレーションの宝庫だ。コーディネイトや新しい仕立てに対するアイデアが詰まっている。オメガは彼の個人的な美学をどのように表現するかにおいて、常に重要な役割を果たしてきた。それは彼が最初に恋に落ちた時計だったのだ。

 

——オメガとの最初の思い出は何ですか?

 

「私は古くからオメガについて知っていました。私が子供の頃、父はオメガ中毒だったのです。必然的に彼は、私にもウイルスを感染させました」

 

——あなたの時計について教えてください。なぜそれはあなたにとって特別なのですか?

 

「これはヴィンテージのオメガ ダイナミック オートマチックです。18歳のときに、パリで自分のお金で買ったものです。それを見たとき、私は一瞬にして恋に落ちました。私にとって、時計の最も重要な部分は外観です。この時計の青い文字盤は実に美しい。しかも軽くて、着け心地も快適です。それに非常にシックでもある。すべての私の時計コレクションの中で、一番のお気に入りのデザインです。また当時、オメガの価格帯は、私がぎりぎり買うことが出来るものでした。私はまだ若かったので、後先考えずに購入してしまったのです(笑)」

 

——着ているスーツについて教えてください。

 

「約4年前に私が作ったクラシックなチフォネリ・ダブルブレステッド・ジャケットです。約20年前のヴィンテージ・フランネルで作りました。私は新しいものより、より愛着が湧くヴィンテージの布のほうが好きなのです。靴はジョン ロブのオーダーメイドです。同じスタイルで4足持っています。フォーマルなズボンからデニムまで何にでも合わせられるからです」

 

——良い仕立て屋の条件とは何ですか?

 

「テーラーは、彼自身の格好云々よりも、洋服を作ること自体に集中しなければなりません。私はすべてのジャケットを作成中に5〜6回チェックしています。いい服に大切なのは“一貫性”です。もし 1枚のジャケットを作るのにまるまる6か月かけられたらいいのですが、現実はそうではありません。優れた仕立て屋とは、たったひとつの美しいスーツを作る人ではなく、同じ価値を持った20〜30のスーツを作れる人です。一貫性は非常に重要です。これが私が、自分自身のアトリエ以外のテーラーと仕事をしない理由です。私の縫い子は全員インハウスで、すべてのジャケットは私が5回か6回チェックしています」

 

 

——無人島に3つだけモノを持っていけるとすれば、何を選びますか?

 

「まずは、ギター。 私は15歳のときにギターを始め、今でも毎日プレイしようと努めています。 オフィスにもギターが置いてあるので、ランチタイムには時々弾いています。カジュアルで汎用性が高いので、チフォネリのトラベルジャケットもお勧めします。 そして、もちろん私のオメガ。私の“初恋の人”を持っていくでしょう」

 

——THE RAKEはあなたにとってどんな意味がありますか?

 

「THE RAKEは仕立てのための聖書です。数年前、私が従兄弟マッシモと表紙を飾った“チフォネリによる福音書”の号を決して忘れません。 私はいつもTHE RAKEを読むことを楽しんでおり、それは間違いなく、私にとって大きなインスピレーションの源です」

 

——あなたにとってRAKISH(レイキッシュ)であることはどういうことですか?

 

「RAKISHとは、ノンシャランでオープンマインドであることを意味すると思います。 その通りだと思いませんか?」

 

※オメガ スピードマスター ムーンウォッチの旅に出かけるには、こちらのコレクションをご覧ください。