OMEGA SRL: A HANDS-ON APPROACH

偉大なる分業の結果
“オメガSRL”

Monday, July 20th, 2020

オメガSRLは、原材料の知識、なめし加工、クラフトの技術を駆使して、マセラティのハンドルを握っていても違和感のない、高品質で快適なグローブを製造している。

 

by jessica beresford 

 

 

家族経営のオメガSRLは19世紀からグローブを生産している。photograph by Jamie Ferguson

 

 

 オメガSRLのグローブは、それぞれの技術を持った25人の職人によって作られている。革に潤いを与える人、フォーク部分をカットする人、縫い目をチェックする人、そして完成したグローブに丁寧にアイロンをかける人がいる。仕上がりがどんなにシンプルであろうと、そこへ至る道のりは、他の職人技と同じように複雑なのだ。

 

 オメガSRLの歴史もまた長いものだ。ブランドは、ナポリの主要産業が、まだ手袋製造だった頃に創業され、かつては約6800人の従業員を雇い、独自のタンニング工場を持っていた。

 

 パスクアーレ・スクイレスは、1800年代半ば頃、ナポリの労働者階級のエリアであるラ・サニータで小さな手袋工房を始め、この街の専門性を生かした作品を作っていた。

 

 オメガSRLは繁栄し、毎年30万足の手袋を生産するまでに成長し、ナポリの主要な輸出品のひとつとなった。しかしそれも、世紀の変わり目に息子のジェンナーロが引き継ぐまでのことだった。

 

 

OMEGA SRL

BROWN CASHMERE LINED LAMBSKIN GLOVES

$ 42(31% OFF

OMEGA SRL

TOBACCO CASHMERE LINED PECCARY GLOVES

$ 158(30% OFF

OMEGA SRL

BLACK CASHMERE LINED PECCARY GLOVES

$ 225

 

 

 この会社は現在、量ではなく質の高さでよく知られている。これはスクイレス家の3代目、アルベルトの功績だ。1955年に手綱を受け継いだアルベルトは、原材料に関する豊富な知識を活かして、グローブの品質を高めるために、なめしと縫製に力を入れた。この姿勢は1963年に、彼の息子のマウロに引き継がれ、単なるサプライヤーからブランドとしての地位を確立した

 

 今では、マウロと息子のアルベルトは、過去のデザイン(中には70年、80年前のものもある)を参考にしながら、顧客が求めるトレンドやスタイルに合わせてコレクションを展開している。また、マウロの娘でデザイナーのマルティーナも協力している。

 

 

 

 

 しかし、デザインのほとんどは、製品の耐久性を高め、工芸品としての美しさを極めた、エバーグリーンなものだ。私たちTHE RAKEが誇りを持って紹介できる所以である。

 

「オメガSRLのユニークさは、世界で唯一の古いミシンを使っていることと、伝統的な25のステップを持つ製法を、いまだに守っているところから生まれています」とマウロは言う。

 

 各工程はナポリの街中で、主に職人自身の家で行われている。

 

「グローブの切り方を知っている人は、指の内側の厚みであるフォークの切り方を知りません。ハンド・グローブを縫える人は、折り目の内側のライニングの縫い方を知りません」とマウロは言う。

 

 

 

 

 各工程は、ファミリーのメンバーである “スクイレス・マスター “が厳重に監督しており、品質の高さを維持している。

 

 その結果、市場に出回っているほとんどの手袋とは異なるスタイルの、魅力的な素材で作られた、実にユニークなグローブが誕生した。手のひらにはしなやかなラムスキン・レザーを使用し、通気性を考慮してわずかにパンチング加工が施されている。また、高級感のあるペッカリー・レザーとカシミアの裏地を使用したサンシャイン・イエローもあり、細部や縫い目はすべて手縫いで仕上げられている。

 

 

 ナポリとその近隣の多くの職人がそうであるように、これらの技術は、非常にニッチな技術を追求する人々の間で、何世代にもわたって受け継がれてきた。

 

「これは、われわれのファミリーと密接な関係を持ち、伝統を受け継いできた専門家によるハンドクラフトなのです」とマウロは言う。

 

 職人たちは、彼の父、祖父、曾祖父と同様に、現在もその伝統を守り続けているのだ。

 

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