Oakwood OIMACHI TRACKS Tokyo

鉄道の記憶が息づく街に、 30泊以上の「豊かな日常」を。

July 2026

― アスコットが提案する大井町のラグジュアリー・ステイ―

 
 

シンガポールを拠点に世界的なホスピタリティビジネスを展開するアスコットが手がけるサービスレジデンス、「オークウッド大井町トラックス東京」。開業直後の高揚感が漂う現地に、一足早く身を置いた。

 
 

text Nobuhiko Takagi

「オークウッド大井町トラックス東京」のエントランスは大井町トラックスのメインストリートとは反対側の裏手にある。

 

 

 2026年6月25日、東京・城南エリアの勢力図を塗り替える新たなランドマーク「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」に、「オークウッド大井町トラックス東京」が開業した。特筆すべきは、その大胆なステイルールだ。最低宿泊日数は「30泊以上」。数カ月、数年、あるいは一生、というロングステイも可能だ。ホテルともレジデンスとも一線を画すこの長期滞在空間は、多忙を極めるグローバルエグゼクティブや、旅慣れた審美眼を持つ富裕層にどのようなインスピレーションを与えるのか。

宿るは、大正時代から続く線路(Track)の記憶

 JR大井町駅のペデストリアンデッキから直結という圧倒的な利便性を誇る「大井町トラックス」。ここは、JR東日本が進める「広域品川圏」プロジェクトの重要な一翼を担う、今まさに最もホットな再開発エリアだ。

 

「大井町トラックス」はJR線、東急大井町線、りんかい線から直通の複合施設。さまざまなテナントが並ぶほか、映画館、オフィス、ホテル、レジデンス、スーパー、コンビニまで揃う。

 

 この地には、大正時代から日本の発展を支えてきた車両工場と線路の確かな記憶が刻まれている。施設名に冠された「トラックス」の名の通り、敷地内には1915年(大正4年)に建設された旧大井工場の煉瓦造の壁面の一部が美しく保存されており、訪れる者に都市のヘリテージを静かに語りかけてくる。

 

「オークウッド大井町トラックス東京」のロビー。レジデンスやホテルと兼用だが日常的な落ち着きがあり、カフェのような居心地の良さがある。

 

 「オークウッド大井町トラックス東京」の客室のバルコニーに立つと、そのドラマはさらに鮮明になる。眼下に広がるのは、JR東日本の山手線メンテナンス拠点である「東京総合車両センター」だ。整然と並ぶグリーンの車体をさまざまなアングルから見下ろすことができるこのトレインビューは、まさに圧巻の一言。昼の機能的な美しさと、夜の静謐な佇まい。時間を忘れて眺めていられるこの借景こそ、この場所にしかない情緒的価値といえるだろう。

 

「オークウッド大井町トラックス東京」のバルコニーから。この日はあいにくの雨天だが、東京の大動脈の働きを感じられる。

「Step Into Your Comfort Zone」──自分らしい居心地の追求

 オークウッドが掲げる哲学は「自分らしい居心地へ、踏み込もう(Step Into Your Comfort Zone)」 。全8タイプ・78室からなる客室は、無駄を削ぎ落としたシンプルかつ落ち着いたインテリアで統一され、モダンで洗練された空気感に満ちている。

 

107㎡を誇る「3ベッドルーム」のリビングダイニング。

 

 一歩室内に入れば、そこが「ホテル」ではなく、洗練された「私邸」であることに気づかされる。全室にカトラリーや調理用具を完璧に備えたフルキッチン、洗濯乾燥機、そしてビジネスに集中できる専用のワークスペースが標準装備されている。さらにユニークなのは、日常的に使い慣れた交通系ICカード「Suica」を客室のカードキーとして利用するスマートなシステムだ。グローバルな移動から、シームレスにプライベートな空間へとスイッチできる心地よさがここにはある。

 

55㎡の「1ベッドルームデラックス」。1〜2名にちょうど良い。

 

 滞在利用者は比較的外国人が多いが、年単位での契約も珍しくないという。家具・家電一式や光熱費、さらには7時から22時まで対応するコンシェルジュサービスやハウスキーピングが含まれていることを考えれば、都心の一等地でこれだけの空間を維持するコストパフォーマンスの高さは、賢明なビジネスパーソンであれば容易に理解できるはずだ。

 

ワンルームタイプの「スタジオビュー」は27㎡。

旅のハブとして、そしてゲストを招く「東京の家」として

 30日以上の滞在が前提となるこのレジデンスは、海外からの駐在員や、日本人の海外赴任前後の拠点としてはもちろんのこと、インテリジェンスに富んだ新しい旅の形をも可能にする。

 

キッチンには調理用具や食器類はもちろん、電子レンジやトースター、エスプレッソマシンも備える。

 

 例えば、羽田空港や品川の新幹線駅へも抜群のアクセスを誇る大井町という立地を活かし、世界あるいは日本各地にちらばる3世代の家族が一時的に集い、東京滞在の「ベースキャンプ」として利用する 。あるいは、広々としたリビング(最大107平米の3ベッドルームも用意されている)にプライベートシェフを招き、東京の友人を贅沢なディナーでもてなす。そんなことも可能なのだ。生活に必要な利便施設やレストラン、シネマコンプレックスまでが階下に揃う「OIMACHI TRACKS」という環境だからこそ、日常の延長線上で最高峰のホスピタリティを享受できる。

 

14階にある共用ラウンジ。車両を見下ろす眺望が広がる優雅な空間で、ワークスペースや打ち合わせスペースも確保されている。

 

 「暮らすように滞在する」という言葉は使い古されて久しいが、オークウッド大井町トラックス東京が提示するのは、そのさらに先にある「東京の日常をエレガントに支配する」という贅沢だ。都市の歴史をリスペクトしつつ、未来の快適性を先取りする。まさに読者諸兄のような大人たちにふさわしい、東京の新たな隠れ家がここに誕生した。

 
 

オークウッド⼤井町トラックス東京
東京都品川区広町⼆丁⽬1番3号
https://www.discoverasr.com/ja/oakwood/japan/oakwood-oimachi-tracks-tokyo