NAKAMURA’S NOTEBOOK
中村達也の2020年秋冬トレンド"買いたい新書
Vol.1 Suit & Tie
今季のスーツ&ネクタイは懐かしいのに新しい
October 2020
さり気なく気分を注入するならプレーントーンを
マイクロチェックやピンヘッドなど、遠目からは無地に見える柄=プレーントーンのスーツが増えているのも注目すべき流れ。柔らかな素材をはじめ、ウェイトのあるクラシックな素材使いの生地まで幅広く展開。旬を反映したスーツながらごく控えめな印象で着こなせるため、ビジネスシーンでさりげない洒落心を取り入れたい方にも最適だ。
控えめな洒脱さでビジネスシーンにも活躍
その名のとおり、細かい点を並べたピンヘッド柄のグレイがかったネイビースーツ。トラディショナルな英国柄のひとつだが、こんな表情が今季、再び新鮮である。無地の感覚でコーディネイトでき、かつ無地よりも奥行きのある装いにまとまる便利な一着。スーツ ¥135,000 Tito Allegretto シャツ¥26,000 Eeeico Formicola タイ ¥17,000 Francesco Marino チーフ¥6,800 Vincenzo Miozza
伝統的なヘリンボーン柄をスケールアップし、綾のピッチを広くしてアップデート。タリア ディ デルフィノの生地はイタリア製ながら適度なハリを備え、仕立て映えも抜群だ。スーツ ¥105,000 Beams F
生地は英国の老舗サヴィル クリフォード。ブラウン、ブラック、グレイを織り交ぜたグレンプレイドは非常に控えめな表情で、チェック柄を着なれていない方にもおすすめだ。スーツ ¥115,000 Beams F
ドーメルの名作生地「スポーテックス ヴィンテージ」を採用。モノトーンのマイクロ千鳥にクラシックな趣が漂う。タイドアップはもちろんタートルニットにも相性抜群だ。スーツ ¥120,000 Beams F
<本連載シリーズ>