NAKAMURA’S NOTEBOOK
中村達也の2020年秋冬トレンド"買いたい新書

Vol.1 Suit & Tie
今季のスーツ&ネクタイは懐かしいのに新しい

Tuesday, October 13th, 2020

一見シック、でもよく見るとヒネリあり。

そんなスーツが今季の旬。

またネクタイでは、ふたつのヴィンテージテイストが盛り上がりを見せている。

懐かしくも新しいクラシックが“今”の象徴だ。

 

 

text mr beams

 

 

 

 

とにかく今季のスーツは柄がないと始まらない

 

 クラシック回帰以来、スーツのベースは正統派のブリティッシュテイストが続いている。艶っぽい演出は影を潜め、シックで落ち着いたものが基調になっているのもこれまでと同様だが、今季は柄にさりげなく色を絡ませたり、無地に見えて実は柄入りだったりといった新しい表現に注目。微差の進化を見逃さないことがスーツ選びの最重要事項である。

 

 スーツは今季も引き続きクラシック基調。グレンプレイドやハウンドトゥースといった英国柄が依然、主流だ。しかし、今季は色使いに変化あり。

 

 昨年は白黒のモノトーン配色が注目されていたのに対し、この秋冬はグレイにカラーペーンをさりげなく絡ませた柄や、ブラウン系による英国柄などが数多く提案されている。シックかつ表情豊かなヴィンテージテイストが今、最高に新鮮だ。

 

 

 

柄と同系色でまとめればスタイリングも簡単

 

どちらのスーツもブリティッシュなハウンドトゥース柄だが、左はブルーのオーバーペーンを乗せることで、右はブラウン系で柄を構成することで今季らしい佇まいに。シャツ&タイを柄色とリンクさせ、同系色でまとめるのがコーディネイトのポイント。

左: スーツ ¥110,000 Beams F シャツ ¥21,000 Briila Per Il Gusto タイ ¥16,000 Franco Bassi チーフ ¥3,800 Beams F

右:スーツ ¥92,000 Beams F シャツ ¥21,000 Guy Rover タイ ¥15,000 Fugamalli チーフ ¥6,800 Paolo Albizzati

 

 

 

防シワ性・ナチュラルストレッチ性を備えたヴィターレ バルべリス カノニコの「スーパーソニック」を採用。グレイ×ブラックの千鳥柄は、白黒より柔和な印象に見えるのも特徴だ。スーツ ¥98,000 Beams F

 

グレイのグレンプレイドに控えめなパープルのペーンを配した一着。英国的な気品を備えつつ、軽量で柔らかな紡毛ウールを採用することで着心地は軽やかに仕上げている。スーツ ¥280,000 Stile Latino

 

 

ブラウントーンの同系色ミニチェックは、控えめな柄行きが上品。チェンジポケットやサイドアジャスターパンツなど英国的な意匠と、軽やかなナポリ仕立てを融合した一着だ。スーツ  ¥270,000 Stile Latino

 

 

<本連載シリーズ>

Vol.1  Suit & Tie

Vol.2 Kint

Vol.3 Trousers 

Vol.4 Outer

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