Leonardo’s new Agusta VIP brand
移動のためのヘリを超えた、ラグジュアリーな存在:レオナルド「Agusta」
April 2022
イタリア・レオナルド社のVIPブランド「Agusta」が
世界最大級のヘリコプター・エキシビションに出展
マーケットにおけるリーダーシップをさらなるものに
VIP/コーポレート向けのヘリコプター市場におけるリーダーシップを確固たるものとするため、イタリア・レオナルド社は、VIPブランド「Agusta」を公開した。そのビジョンは、マーケットの要望から生まれた。レジャーやビジネスでヘリコプターを利用する際に、自分だけのパーソナルなタッチが欲しいと考える、エンドユーザーの意向が反映されたのだ。
Agustaブランドは、まず2021年10月上旬にドバイで行われた「モダンでサステナブルなモビリティ」をテーマとしたEXPO2020で公式発表され、2022年3月上旬にテキサス州ダラスで開催された、世界最大のヘリコプター・エキシビション「ヘリエキスポ」にて、来場者の前に姿を現した。
Agustaでは、VIP/コーポレート向けヘリコプターで、長年培われてきたレオナルド社の哲学が、ますます研ぎ澄まされており、未来を切り開く存在だ。クラス最高の性能、高度なエアロダイナミクス、最新のテクノロジー、機内の快適性、イタリアンスタイル、高いカスタマイズレベル、最新の安全基準などを実現している。
レオナルド社は今後も、新しいサービスやソリューションの導入を次々と進めていく予定だ。新規顧客の獲得と新型機の導入により、ヨーロッパ、北米、南米、中東、日本を含むアジアのマーケットにおいて大きな成功を収めており、過去10年間でマルチエンジンVIP/エグゼクティブ分野における世界シェアは45%に至った。
Agustaは、単なる移動のためのヘリコプターをはるかに超えている。それはユーザーの日々の体験や、インスピレーションまでをも空へ運ぶことができる、ラグジュアリーな乗り物なのだ。
ラグジュアリーな内装が施されたAW139の機内。オーナーの好みによって、さまざまな仕様を選ぶことができる。
パッセンジャーにとって、美しいシルエットを持つレオナルドのVIPヘリコプターに乗ることは、忘れられない思い出になるだろう。オーナーはデザイナーと一緒に、独自の仕様やカラーリングをデザインすることができ、その可能性は無限大だ。シート、ライト、サウンドシステム、4Gや5G、Wi-Fi環境といったコネクション関係、客室内空調などが設えられた、明るく広々としたハイテク・キャビンは、五感に訴える快適さを備えている。
ヘリコプターの機種やインテリアレイアウトに応じて、さまざまな人数を収容できるキャビンでは、あらゆるディテールにこだわりが見られる。イタリアの洗練されたクラフトマンシップから生み出される、オプション素材、カラー、シート、ライナーなどの種類は、数え切れないほどだ。
冷蔵キャビネット、タブレット端末によるワイヤレス空調制御、スクリーン、テーブルなど、パッセンジャーにまるで日常の延長であるかのように感じさせ、理想的なリラックス空間を実現するための、幅広い機器やツールが揃っている。
クラス最高の性能と優れた航続距離、安全性を兼ね備えた次世代ヘリコプター、レオナルドAW169。
レオナルド社のヘリコプターには、操縦するパイロットにとっても優れた装備が数多く設けられているため、パッセンジャーの体験は至高のものとなる。トップクラスのスピード、あらゆる環境下での最高のパフォーマンス、昼夜を問わない全天候での移送能力、高度な衛星ナビゲーションと機外の地勢をコックピット上に合成表現してクルーを支援するエレクトロニクス、効率的なパワーとエネルギー管理、飛行中や離着陸時の騒音を軽減するバイブレーション・コントロールなどである。そのため、乗客はまるで自宅や会社にいるような気分になれ、余計なことを考える必要はなくなる。
レオナルド社が提供する最も洗練されたシミュレーション、バーチャルリアリティ装置によって訓練されたパイロットは、専用のソフトウェアを使用して旅程を詳細に計画し、ヘリコプターにアップロードして、迅速、スムーズかつ安全に、どこへでも飛行する準備ができる。
Agustaブランドならではのユニークなビジョンと飛行体験は、あらゆる用途に提供されている。プライベート・トランスポート、チャーター、シャトル・サービスなどだ。その目的地も都市、ヘリポート、オープンスペース、ヨットのヘリデッキなど多岐にわたっている。
レオナルドが近々投入する最新鋭機AW609ティルトローター。固定翼ターボプロップ機の速度・航続距離・高度とヘリコプターの垂直離着陸を兼ね備えた画期的な機体である。
日本市場において特に注目されている最新のテクノロジーは、画期的なAW609ティルトローターである。ターボプロップの飛行性能とヘリコプターの多用途性を併せ持つ垂直離着陸機で、飛行機やヘリコプターの限界を超えた、VIPトランスポートの可能性を示している。
最近、レオナルド社はヨーロッパの航空会社と、世界中で運用されるVIP/コーポレートおよびユーティリティ輸送用として、4機のAW609の運用について合意した。これは未来がすぐそこまで来ていることを証明している。レオナルド社のユニークなソリューションは、今日も明日も常にベストなクオリティを求めるユーザーの願いを叶える。
マルチミッション対応のレオナルドAW139は、このクラスで最も売れている双発ヘリコプターであり、世界中で1,000機以上が運航されているという、比類のない実績を誇っている。
日本におけるシャトルサービスの導入例―東京都の AW139
日本におけるパッセンジャー・トランスポートの最新の事例としては、東京都がベストセラー機AW139ヘリコプターを導入したことが挙げられる。伊豆諸島主要6島を結ぶヘリコミューター・サービスだ。
オペレーターである東邦航空は、2022年末に新型のレオナルド社製ヘリコプターの飛行をスタートする予定だ。日本においては現在、70機近くのAW139が運用されており、幅広い用途に使われている。レオナルド社はこの国において、すでに大成功を収めているのだ。
レオナルドの最新ヘリコプターについてもっと知りたい方はホームページを参照されたし。