KINDRED SPIRIT
Karl-Friedrich Scheufele - Interview

辣腕経営者の精神

Tuesday, May 19th, 2020

“同族経営のグローバル企業”は消えつつある。

一流時計ブランドの中でこのフレーズに当てはまる企業は、ひと握りしか残っていない。

ショパールはその中でも、唯一無二の存在感を放つ。

共同社長であるカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏から貴重な話を伺った。

 

 

text nick scott

 

 

Karl-Friedrich Scheufele/カールーフリードリッヒ・ショイフレ

1958年、ドイツ生まれ。ローザンヌの経営大学院を経て、父が経営を受け継いだショパールに入社。その後、妹のキャロラインとともに経営に携わる。1980年代にはスポーツウォッチを開発。1996年にマニュファクチュール設立を実現した。クラシックカーのレースに毎年出場したり、ワイナリーを所有するなど、多趣味なジェントルマンとしても知られる。

 

 

 

 ショパールのように創造性や文化性の豊かな“同族経営のグローバル企業”は他にない。この豊かさを実現しているのが、同社の共同社長であるカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏と、妹のキャロライン・ショイフレ氏だ。

 

 両氏の一族は1963年にショパールを創業者の孫から買い取った。カール-フリードリッヒ氏は、若くして父とともに世界各地のジュエラーを訪ねて家業を学んだ後、時計業界の巨人へと大成。今日までに輝かしい功績を収めている。

 

 1980年代にはステンレススチール製のスポーツウォッチを発案し、弱冠22歳でその第1号をデザインした。90年代には高精度機械式ムーブメントの生産拠点となるマニュファクチュールを設立した。

 

 2006年には伝説の時計師「フェルディナント・ベルトゥー」の名の使用権を取得し、2015年にブランドとしてローンチすると、翌年のジュネーブ・ウォッチ・グランプリで最高賞である「金の針賞」を受賞。さらに2017年にはショパールで同賞を獲得し、2年連続受賞という快挙を成し遂げた。

 

 

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