カンヌ国際映画祭開催中に日本文化を発信

「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」イベントレポート

August 2026

1500名以上のゲストが日本文化に酔いしれた
JAPANESE NIGHT in Cannes 2026

 

世界中から映画関係者が集結する華やかな「カンヌ国際映画祭」。
今年も期間中にはさまざまなイベントが開催されたが、ひときわ注目を集めたのが「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」だ。
それは俳優・プロデューサーのMEGUMIがファウンダーを務める、日本映画のみならず日本文化そのものを世界へと伝える国際色豊かなイベントだった。当日の会場にはMEGUMIはじめ斎藤工など、多くの映画関係者が訪れた。

 
 

text Masakatsu Ikeda
photography Marco Santi Amantini
styling : Kumi Saito
Hair & Make-up : Megumi Kato

 

 

 


目利き人

食&ホテルジャーナリスト

THE RAKEエグゼクティブ・ディレクター

池田匡克 Masakatsu Ikeda

1998年渡伊、ジャーナリストとして日伊両国で活動、多くの料理コンクールの審査員を務める。著書に「世界一のレストランオステリア・フランチェスカーナ」(河出書房新社)など多数。Pictura et Poesis文化部門賞受賞。日本のTOPイタリア料理店100が参加するItalian Week 100ディレクター。


 

普段はのんびりした南仏のリゾート地カンヌだが「カンヌ国際映画祭」の期間中には世界中から映画関係者やセレブが訪れる。メイン会場となった「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」のレッドカーペット上を歩くセレブたちの姿もまた毎年お馴染みの光景。「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」会場となったホテル・マルティネス前にはセレブ待ちのファンやパパラッチが大勢詰めかけた。

 

今年の5月「カンヌ国際映画祭 Cannes FilmFestival 」期間中に行われたのが「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」。MEGUMIがファウンダーを務める同イベントは今年で3回目を迎え、今やカンヌ国際映画祭に集う世界の映画人にとって、注目のイベントとなりつつある。この夜は世界各国の映画関係者やメディアなどおよそ1500名以上のゲストが来場。開場前からホテルは熱気に包まれていた。

 

「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」のファウンダーであるMEGUMIは日本の伝統美を体現する着物姿で登場。「映画とは言語や文化を越えて、人と人とをつなぎます。この場が映画のみならず文化やビジネスにつながる新たな出会いとなることを心から願っています」という英語のスピーチでスタート。日本映画を紹介するプレゼンテーションでは日本を代表するクリエイターや俳優が次々に登壇。それぞれが新たなプロジェクトやコンセプトなどを発表した。

 

初監督を務めた永尾柚乃をエスコートして登壇したのは俳優・filmakerとして活躍する斎藤工。さらに俳優の松本まりかや小説家・映画監督のLiLy & 映像監督のAki Mizutani、映像監督YP、映画監督木村太一らが登壇。プレゼンテーションの度に大きな拍手喝采を浴びていた。続いて会場ではビール、日本酒とともにパーティフードがふるまわれ、華やかなパーティがスタートした。

 

 

 

 

 

会場にはフランスの俳優ヴィルジニー・エフィラやローラン・パリ、ヤシーン・アズーズ、監督・プロデューサーであるセバスティアン・アブデルハミドらも来場し、多くのカメラマンのフラッシュを浴びていた。日本文化を紹介するプログラムでは、まず盆栽を現代のストリートカルチャーへと昇華させる「TRADMAN‘S BONSAI」による盆栽の植え替えパフォーマンスが行われた。続いて和装に身を包んだ一見晃源と恋川純弥が登場すると時代は一気に江戸時代へとタイムスリップ。

 

 

 

日本伝統の大衆演劇では緊張感振れる殺陣や優雅な舞に多くのゲストが拍手喝采。会場のムードは最高潮に達した。2時間を超えて日本文化を紹介したパーティのフィナーレを締めくくったのはマドモアゼル・ユリアによるDJタイムだ。アップテンポな音楽が流れるとゲストたちは次々にリズムに乗り、会場は大変な盛上がりを見せたのだ。

 

 

「JAPANESE NIGHT in Cannes 2026」は単なる華やかなパーティではなく、日本映画をはじめとした日本文化を発信し、世界の映画関係者とスポンサーなどを結びつける交流の場として重要な機会だった。それこそが世界を舞台に活躍するMEGUMIが思い描いたビジョンであり、日本映画は今後ますます国際的に注目され、その未来はさらに明るくなるだろう。

この夜のために国内外からカンヌに集まったゲストの誰もがそう思ったはずだ。

 

 

 

 

『急に具合が悪くなる』で「カンヌ国際映画祭」最優秀女優賞をW受賞したヴィルジニー・エフィラ、『One Owner Only』のローラン・パリ、「カンヌ国際映画祭」の常連ヤシーン・アズーズとその盟友である映画プロデューサー、セバスティアン・アブデルハミドといった世界的に有名な映画関係者の姿も。そんな彼らも盆栽パフォーマンスや大衆演劇とともに日本酒や寿司など日本の美味を楽しんでいた。