JAEGER-LECOULTRE “Reverso”

90年変わらない美学と精神

Monday, May 31st, 2021

 

 

レベルソ・トリビュート・スモールセコンド

1931年の誕生から1年の間にさまざまなカラーバリエーションを展開したレベルソは、男女を問わず、特にファッションに敏感な人々に好意的に受け入れられた。植字バーインデックスの意匠を現代に蘇らせる「トリビュート」から、2018年のブルー、2019年のバーガンディに続いて、今回はアトリエのあるジュウ渓谷の深緑を思わせるグリーンを復刻。手巻き、SSケース、45.6×27.4mm ¥994,400Jaeger-LeCoultre(ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833)

 

 

 

 ジャガー・ルクルトの象徴的な名作「レベルソ」が、今年で90周年を迎える。レベルソは、ポロ競技中に時計を傷つけないよう表裏を反転できるケースを採用して1931年に誕生したが、黄金比に基づいたアール・デコの意匠は、ポロ選手のみならず人々を魅了した。そのデザインコードは現在まで継承されている。

 

 90周年の新作を2モデル紹介したい。まずはグリーンダイヤルモデル(上写真)。これは、昨今の時計業界におけるカラーダイヤルのトレンドを追従して発表されたわけではない。実は、レベルソは誕生初期にカラーバリエーションを豊富に揃えていた。当時としては革新的だったカラー展開こそ、レベルソを希有な存在にしてきたポイントのひとつでもあるのだ。

 

 また、周年の節目に発表されてきた特別なコンプリケーションが今回も登場(下写真)。ジャガー・ルクルトが1930年代に腕時計用に開発していたデジタル表示を裏面に取り入れた、90周年を祝うにふさわしいモデルだ。

 

 これら新作が、デザインコードを継承し1930年代に敬意を表した記念モデルでありながらも、現代人の心も摑むセンスを併せ持っているのが興味深い。この20世紀のクラシックが、21世紀もアイコンであり続けるのは間違いない。

 

 

 

レベルソ・トリビュート・ノナンティエム

レベルソは1991年以降、角型の反転ケースのシェイプとアール・デコのデザインコードを一度も崩すことなく複雑機構を搭載してきた。今回はフランス語で90周年を意味する「ノナンティエム」。表側にはグランドデイトとスモールセコンド&ムーンフェイズ、裏側にはデイナイト表示と初となるデジタルセミジャンピングアワーを搭載。世界限定190本。手巻き、18KPGケース、49.4×29.9mm ¥4,620,000(予価/今秋発売予定)Jaeger-LeCoultre(ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833)

 

 

 

 

本記事は2021年5月25日発売号にて掲載されたものです。
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THE RAKE JAPAN EDITION issue40