JAGUAR CELEBRATES THE QUEEN’S PLATINUM JUBILEE

エリザベス女王即位70周年式典で
ワンオフのE-TYPEが公開

June 2022

 

 

 2022年6月5日、ジャガー・ランドローバーは、エリザベス女王陛下の即位70周年を祝うプラチナ・ジュビリー・ページェントに参加した。活気に満ちた色とりどりのパレードは、70年前の戴冠式のルートを再現し、ザ・マルとバッキンガム宮殿を通る3kmのルートで行われた。1万人を超えるボランティアとクリエイターが参加し、芸術、音楽、演劇、ダンスを通じて女王陛下の即位70年を祝った。

 

 3つのロイヤル・ワラント(王室御用達)を保持するジャガー・ランドローバーは26台のジャガーおよびランドローバー車両を走らせた。ジャガー・ランドローバーと王室との関係は、1952年の女王戴冠式にまで遡る。

 

 

 

 

 ジャガー・ランドローバー・クラシックが手掛けたワンオフの「1965 Series 1 E-TYPE Roadster」も初公開された。ジャガー・ランドローバー・クラシックは、世界中のクラシック・ジャガー愛好家のために、真正の車両、エキスパートによるサービス、純正部品を提供する部門だ。

 

 コベントリーにある同部門では、高度な技術を持つエンジニア・チームが、優れたリボーン・レストアや、ジャガーの「Lightweight E-TYPE」、「XKSS」、「D-TYPE」、「C-TYPE」などを、オリジナルの仕様で製造再開(コンティニュエーション)している。

 

 

 

 

 今回公開された「1965 Series 1 E-TYPE Roadster」は、ユニオンジャックから着想を得たディープメタリックブルーの塗装が施され、インテリアは英国の郵便ポストをイメージしたレッドで仕上げてある。顧客の要望に応えるために、彼の誕生日の2日後に製造された「Series 1」を探し出し、その後12か月をかけて、オリジナルの仕様でレストアされたという。

 

 ボディ組み立てと塗装の完了後、機械部品は元どおりに組み付けられ、4.2リッター直列6気筒エンジンは大排気量の4.7リッターエンジンに変更され、特別に開発した5速トランスミッションと組み合わせられている。サスペンションも強化され、ホイール、タイヤ、ブレーキも改良された。ヘッドライトはLEDである。タッチスクリーン、GPSナビゲーション、Bluetoothを組み合わせた「クラシック・インフォテインメント」システムなど、現代的な装備も充実している。

 

 

 

 

 今回のビスポークモデルは、ジャガー・ランドローバー・クラシックが提供できる最大限のカスタマイズを施したモデルである。しかも、こういった仕様のジャガーは日本からもオーダーが可能だという(カスタマーは本国と直接やりとりをする必要がある)。

 

 その詳細はホームページにて。もしどなたかワンオフ・カーを作られる場合は、THE RAKE JAPAN EDITIONまでご連絡を。その過程を、ぜひ取材させて頂きたいものだ。