InterContinrntal Sapporo, The Luxury Hotel In Hokkaido
北海道の大自然と美味を堪能できる「インターコンチネンタル札幌」が誕生
December 2025
新幹線の延伸にともないホテルが続々とオープンしている札幌に、初となるインターナショナルラグジュアリーホテルが開業。北の大地の美しい街と、郊外に広がる自然が調和した理想的な都市に、またひとつ魅力的なホテルが生まれた。
text chiharu honjo
世界で初めて誕生したラグジュアリーホテルブランドとして、80年以上の歴史を持ち、70を超える国と地域に230軒を超えるホテルとリゾートを展開するインターコンチネンタルが「インターコンチネンタル札幌」を開業。ホテルの全貌とともに、同ブランドが掲げる「インサイダー パートナーシップ(地域の企業や団体と連携しながらその土地の魅力に触れる体験)」や、「インクレディブル・オケージョン(地域の文化や季節感を織り込みながらパーソナルで忘れられないひとときを演出する)」とはいかなるものか現地取材した。
壁面に札幌軟石を使うことで大地のエネルギーを表現したファイアーラウンジ。
北海道の自然を感じられる豊平川と中島公園の間に位置している同ホテルは、札幌駅から車で約10分、地下鉄の中島公園駅から徒歩4分ほどの好アクセスな場所にある。周囲に文化的なランドマークやショッピング、ダイニングスポットがある治安のよいエリアで、都市と自然の魅力を体感できる景色が魅力だ。
エントランスの扉が開くと洗練された静謐な空間が出現する。館内では、雪に覆われた広大な大地に咲く一凛の花をイメージしたオブジェや、白樺をモチーフにしたアートワークなど、北海道をイメージした様々なアートが点在し、訪れる者の目を和ませている。
9階のロビーでは、暖炉の炎が揺らめく「ファイアー ラウンジ」から森をイメージした「ノーヴァ ラウンジ」までゆるやかに繋がっており、両脇にダイニングとバーが広がる。また、雪どけの季節には札幌の花火大会を目の前で楽しめる屋外テラスもあり、ドリンク片手に語らうこともできる。
「セレニティ スイート」。
「2 ツイン ジュニアスイート」。
全149室のエレガントな客室は、洗練されたデザインとモダンな機能性を備えた快適な空間。優雅で落ち着いたトーンのインテリアが配された雰囲気の中、極上のリラックスを約束してくれる。中でも圧巻の眺望を誇るのは、160㎡ある「セレニティスイート」。札幌の市街を一望できる広々とした室内にダイニングやリビングスペースがあり、特別なラグジュアリーステイが叶う。プレミアムまたはスイートに宿泊のゲストは、最上階にある専用ラウンジ「クラブインターコンチネンタル」が利用可能。モーニング、アフタヌーンティ、イブニングカクテル&カナッペの時間帯に軽食やスイーツのサービスがあり、ワンランク上のおもてなしを受けられる。
館内には、テクノジムのマシンを備えた24時間利用できるフィットネスジムや、屋内温水プールがあるので、ウェルネスな滞在も可能。プールでは、ヨガまたはフローティングサウンドバス(シンギングボウルを聞きながらプールに浮いたマットレスで瞑想するアクティビティ)が無料で開催されるので、ホテルに着いたら予約したい。
オールデイダイニング「Au Blanc(オーブラン)」。
スペシャリティレストラン「SAWAKA(サワカ)」。
アートのようなカクテルを愉しめる「Norva Bar(ノーヴァ バー)」。
ダイニングも充実している。北海道の雄大な自然から着想を得た、ビストロノミースタイルのオールデイダイニング「Au Blanc(オーブラン)」は、ビストロの親しみやすさとガストロノミーの繊細さを兼ね備えた料理を、気分爽快な朝食からムード溢れるディナーまで愉しめる。
また、和の美意識と世界の技が融合した「SAWAKA(サワカ)」は、コンテンポラリー割烹スタイルのスペシャリティレストラン。北海道産を中心に、全国や世界から届く厳選食材を用いたコースでは、炭火焼や低温調理などの手法を用いて素材の魅力を最大限に引き出した唯一無二の絶品料理を堪能できる。
ナイトシーンを彩る「Norva Bar(ノーヴァ バー)」では、北海道産素材を活かしたモクテルやオリジナルカクテルを楽しみたい。シャンパーニュやウイスキーに合う軽食やスナックも用意しているので、思い思いの時間を過ごすことが可能だ。
クラフトジンやウイスキーを造る「ニセコ蒸溜所」。
ウイスキーの貯蔵施設。
ホテルのツアーでしか体験できない非公開のシークレットバー。
シークレットバーでは、まだ世に出回っていないウイスキーの試飲体験もできる。
同ホテルでは、宿泊者限定で予約できる特別な体験「Insider Partnership(インサイダー パートナーシップ)」を2026年1⽉15日から開始する。コンシェルジュを中⼼に、地域の企業や団体と連携しながら考えられたアクティビティで、その土地の魅⼒に触れられる内容が魅力だ。第⼀弾はクラフトスピリッツの造り手として注目を集める「ニセコ蒸溜所」とコラボレーション。製造エリアはもちろんのこと⾮公開の貯蔵庫を含む施設を見学できるバックツアーなど、造り手の話を聞きながら現場を間近で体感できる特別な蒸溜所体験が叶う。さらに、ツアー参加者だけが足を踏み入れることができるシークレットバーで、特別なテイスティングも堪能できる。ホテルから車で送迎してくれるので、宿泊する際はぜひとも参加したい。
※ニセコ蒸溜所スペシャルツアー/料⾦要問合せ(往復送迎・ツアー体験・テイスティングを含む)所要時間6時間、30日前までにメールにて予約
左:クラフトジン「オホロ」。インターナショナル スピリッツ チャレンジ 2024でカテゴリー最高賞であるトロフィー、ワールド ジン アワード 2024でクラシック ジン部門 世界最高賞など、数々の賞を受賞。右:「オホロ」を使ったフォレストネグローニハイボール ¥2,500(税サ込)
このコラボレーションツアーの開催を記念し、「ノーヴァ バー」では、ニセコの⼤地と季節を映した限定カクテル「フォレストネグローニハイボール」が、2026年1⽉15⽇から3⽉31⽇まで提供されている。ここでしか味わえない特別な余韻を堪能してはいかがだろう。
「オーブラン」にある個室で「サワカ」のシェフが料理をふるまう特別なディナー。
「ホタテのコールドスモーク 大根サラダ柚子胡椒ソース」。
左から:KONDOヴィンヤード スパークリング 2015、ナカザワヴィンヤード クリサワブラン 2022、ドメーヌ・アツシ・スズキ 日暮の雫と茜雲 橙 2023、ドメーヌ・モン ドングリ 2022、ドメーヌ・タカヒコ ナナ・ツ・モリ ブランドノワール 2020、ドメーヌ・タカヒコ クロ・ダ・デーション 2022、10R ワイナリー KWtN 余市ツヴァイ 2016、ドメーヌ・タカヒコ ナナ・ツ・モリ2016。
Domaine Takahiko/曽我貴彦氏
ドメーヌ タカヒコは2010年に長野・小布施ワイナリー出身の曽我貴彦氏が北海道余市町に設立したブドウ農園・醸造所。ココファームワイナリー農場長としての経験と世界中のワイン産地巡り、特にジュラのオベルノワへの感銘を経て、独自のワイン造りを目指している。現在4.6haの畑では、ピノ・ノワールのみ約9000本を栽培し、全てビオロジック(有機栽培)で管理。野生酵母、全房発酵が特徴で、色調は淡いながらも、旨味と長い余韻を伴う香味で多くの人を魅了している。農夫でなければ造れない自然なワイン造りを追求し、2015年ヴィンテージより赤ワインでは亜硫酸無添加を実践。
同ホテルでは、よりパーソナルで忘れられないひとときを叶えるため「インクレディブル・オケージョン」というプログラムも実施している。ホテル内の特別な空間にて、プライベートなお祝いや集いを少人数で催すもので、各地域の文化や季節感を織り込みながらホストの思いを体現。“文化とのつながり、心を動かす空間演出、温もりを感じるおもてなし”の3つからなる要素で構成するコーディネートを創り出し、いつまでもゲストの心に残るひとときを演出する。
取材当日は、世界で名を馳せているDomaine Takahiko(ドメーヌ タカヒコ)の曽我貴彦氏の講演を聞きながら北海道のガストロノミーとペアリングを堪能する、一夜限りのスペシャルなイベントが開催されていた。本人の解説とともにドメーヌ タカヒコの超希少なワインを味わう、またとないディナーとなった。
曽我氏が昨今のワインづくりについて語った「今世界が求めているのは個性。上質なお出汁に似た、旨味と複雑性を持つワインが評価されています。そのために、水捌けの良い火山性土壌と適度な雨が降る冷涼な気候エリア(クールク。ライメット)で育ったピノ・ノワールを重視し、理想のワイン造りを追求しています」という言葉が印象的だった。
ホテルではコンシェルジュに相談すれば、様々な「インクレディブル・オケージョン」を提案してくれる。ビジネスシーンでのアレンジ、仲間との思い出作り、パートナーの記念日など、シーンに合わせて利用したい。すべてが至れり尽くせりの非日常の空間で、北海道ならではの醍醐味を堪能しながら、心を満たす休日を満喫してはいかがだろう。
インターコンチネンタル札幌
北海道札幌市中央区南10条西1丁目1番48号
TEL. 011-562-7000
https://sapporo.intercontinental.com/
























