Tuesday, October 17th, 2023

ウェスティンホテル東京が開業30周年を目前に大きく進化

 ウェスティンホテル東京が、2024年に迎える開業30周年へ向けて、ロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」とインターナショナルレストラン「ザ・テラス」のリニューアルを行い、10月2日にグランドオープンを果たした。1994年の開業以来初となる大規模な改装となる。

 リニューアルコンセプトは、「Heritage and Reinvigoration(継承と再生)」。西洋の様式美を継承しながら、重厚感の中にも恵比寿の土地が持つ歴史と原風景を感じる要素が美しく調和する“モダンヘリテージ”が表現されている。「ザ・テラス」は、盆栽のテラリウムや植物、ガラスのウォールが随所に配され、内と外がつながる明るく開放的な空間に。この地の豊かな水を表現したアートが目を引く「ザ・ラウンジ」は、ホテルが誇る緑豊かな庭と一体になっているような自然と光に溢れるエリアに変身した。

 今回のリニューアルを機にメニューの一部も一新。これまで人々に愛されてきた名物特製メンチカツサンドやフライドシュリンプ&フィッシュサンドウィッチに加え、試行錯誤を重ねた全粒粉の生地を使用した焼きたてピザや、「ザ・テラス」のグリルで焼き上げた丸ごとチキンのグリルなど、新たなシグニチャーディッシュも登場した。サステナブルなシーフードの使用やふぞろい野菜をカレーに用いるなど、サステナビリティやトレーサビリティも徹底的に追求している。特筆すべきは「ザ・テラス」の朝食だろう。約30種におよぶパンやペストリー、多彩なジュースをはじめ、おにぎりステーションやヌードルバーなど、常時100種類を超えるアイテムが提供される。「ザ・ラウンジ」では、人気のアフタヌーンティーはもちろん、エグゼクティブペストリーシェフ渾身のケーキやデザートプレート、多彩な料理まで堪能できるようになった。

 

 

 

text: yukina tokida